KORAIL(コーレイル)は2005年1月1日に旧国鉄(鉄道庁)が公社化したものである。公社の正式名称は韓国鉄道公社(ハングッチョルトゴンサ)。
KORAILの鉄道網は韓国国内全域に広がっているが、特に首都圏電鉄のうち同公社が運営する区間は広域電鉄(クァンヨッチョンチョル)と総称され区別されている。この広域電鉄とそれ以外のKORAIL線を乗り継ぐ場合は一旦改札を出る必要があり、運賃も別体系となっている。
広域電鉄と呼ばれるものは、京釜(キョンブ)電鉄線、京仁(キョンイン)線、京元(キョンウォン)電鉄線、長項(チャンハン)電鉄線、餅店基地(ピョンジョムギジ)線、安山(アンサン)線、果川(クァチョン)線、盆唐(プンダン)線、水仁(スイン)線、中央(チュンアン)電鉄線、京義(キョンウィ)電鉄線、京春(キョンチュン)線、一山(イルサン)線、京江(キョンガン)線の14路線であり、うち京釜電鉄線・京仁線・京元電鉄線・長項電鉄線・餅店基地線は地下鉄1号線と、一山線は地下鉄3号線と、安山線・果川線は地下鉄4号線とそれぞれ相互直通運転を行っている。
KORAIL線は原則左側通行・交流25,000V電化であり、ソウルメトロ線(直流1,500V電化)との境界駅付近にデッドセクションが設けられている。また、ソウル地下鉄4号線と相互直通運転する果川線は地下鉄との境界駅のソンバウィ〜南泰嶺(ナムテリョン)間でデッドセクションに加え、立体交差(地下)により左右の通行が入れ替わる。なお、一山線のみ地下鉄に合わせた右側通行・直流1,500Vである。
KORAIL公式サイト(韓国語・英語):http://www.korail.com/
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