KORAIL 中央電鉄線

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KORAIL中央電鉄線(チュンアンジョンチョルソン)は、京元(キョンウォン)線の龍山(ヨンサン)〜清凉里(チョンニャンニ)間および中央(チュンアン)線の清凉里〜砥平(チピョン)間を複線電鉄化の上、広域電鉄(首都圏電鉄)の路線としたもので、龍山〜砥平 間27駅74.8kmを結ぶ路線である。全区間複線(左側通行)で、架線集電方式による交流25,000V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。ワンマン運転を実施している。車両基地は里門車両事業所(イムンチャリャンサオプソ)(京元電鉄線と共用)。

1978年12月9日に龍山〜清凉里 間、2005年12月16日に清凉里〜徳沼(トクソ)間、2007年12月27日に徳沼〜八堂(パルダン)間、2008年12月29日に八堂〜菊秀(ククス)間、2009年12月23日に菊秀〜龍門 間、2017年1月21日に龍門〜砥平 間が開通した。また、2014年12月27日より龍山から先は京義電鉄線に直通し、路線名案内では京義電鉄線区間を含めて「京義・中央線」と一体的に案内されている。なお、運行区間は1978年12月9日〜2005年12月15日は龍山〜清凉里〜回基〜城北(京元線の区間運用列車扱い)であったが、2005年12月16日からは運行系統が変更され、路線名も中央電鉄線(中央線)に変更された(京元線の区間も中央電鉄線の名称が使用されている)。

平日ラッシュ時に龍門〜龍山 間で急行列車が運行されている。停車駅は龍門・楊平・両水・陶深・徳沼・陶農・九里・上鳳・回基・清凉里・往十里・玉水・二村・龍山。

2014年2月より全列車8両編成で運行されている。なお、2005年12月16日〜2007年12月26日は全列車10両編成、2007年12月27日〜2011年10月3日は全列車8両編成、2011年10月4日〜2012年5月20日は全列車6両編成、2012年5月21日〜2014年2月は6両編成もしくは8両編成で運行されていた。使用車両は321000系(一時期、京春線から転属した361000系も運行されていたが、現在は1号線系統へ再転属)。2011年10月4日〜2012年5月にかけて、編成数不足のため暫定的に水仁(スイン)線の351060系も運行されていた。10両編成時代は1000系・5000系・6000系で運行されていた。

関連ページ:「KORAIL 京義電鉄線

※下記路線図で、砥平〜堤川は未開通。駅名・駅番号は仮称。
(路線図:管理人制作)

山をバックに走行する、中央電鉄線の321000系。徳沼駅以東は山間部を走行する。

陶深〜徳沼にて
中央線の北漢江鉄橋を渡る列車。

両水〜雲吉山にて
321000系は編成により仕様が異なる。
32101F〜32107Fは5000系(586F〜592F)からの編入車である。改造時に交直流車から交流車に改造されている。写真は32105F(元5000系590F)。

陶深にて
32108F〜32114Fは6000系(601F〜607F)からの編入車である。写真は32108F(元6000系601F)。

上鳳にて
6000系(現321000系32108F〜32114F)の車内の様子。各車両には枕木方向にLED案内表示機が2箇所(両面、計4台)に設置されている。
32115F〜32118Fは5000系(586F〜592F)と6000系(601F〜607F)の10両編成→8両編成化により余剰となった中間車を含む編成である。両先頭車は中間車からの先頭車化改造車。尾灯はこのグループから当初よりLEDとなっている(32114F以前もLED化改造された)。2008年登場。写真は32116F(8両編成時代)。

我新にて
32119F〜32121Fは2009年に登場した編成で、全車両が新製車である。前面デザインや寸法が微妙に変更されており、連結器の両脇にはアンチクライマーが設置されている。写真は32121F(8両編成時代)。

玉水にて
32115F〜32118Fの車内。32119F〜32121Fも車端の貫通扉が全面ガラス張りである以外、ほぼ同じ仕様である。
各ドアの上には2台ずつLCDが設置され、向かって左側が次駅・行先・乗換え案内などを表示する。右側はCM等を放映。
2011年〜2012年に暫定的に運行された、水仁(スイン)線の351060系。本来の走行路線の開業前に、先に他路線で運行を開始した珍しい例である。写真は35161F。現在351060系は水仁線でのみ運行されている。

二村にて
351060系の車内。各車両には、枕木方向に22インチのLCDが8台設置されている。車内灯はすべて白色LEDを使用。
321000系32120F(2009年製)と351060系(2011年製)の並び。外観上の差はほとんどない。現在は351060系が水仁線に全編成復帰した為、見ることはできない光景である。

漢南にて
平日朝ラッシュ時には上り列車で急行が運行されている。忘憂駅で退避・追い抜きが見られる。左が通過線を行く急行列車、右が副本線で退避する普通列車。
中央電鉄線は複線電鉄化により、大半の区間で新線に切り替えられた。旧線は線路が撤去され、トンネルや鉄橋はバリケードが張られている。但し、八堂〜楊根大橋 間の26.8㎞の区間は自転車専用道として2011年10月に整備されたほか、元徳〜龍門 間の一部(3.2km)は2010年5月3日に「楊平(ヤンピョン)レールバイク」として、レールバイク施設がオープンした。
写真は廃線となった、陶深〜徳沼 間の月門トンネル。
現在の東側の終点の龍門駅。2009年12月23日に延伸開業した。
2007年12月27日の全列車8両編成化・八堂延伸まで、当路線は1000系・5000系・6000系で運行されていた。
写真は1000系初期抵抗車(先頭車化改造車編成)。「徳沼」の方向幕も新調されたが、2006年前期に初期抵抗車の先頭車化改造車編成は全て廃車(休車)となった為、1000系初期抵抗車が中央電鉄線を走った期間は非常に短かった。

陶農にて
5000系501F(トップナンバー)による徳沼行き列車。旧塗装も懐かしい。

陶農にて
5000系初期車(新塗装車)の徳沼行き。
なお、中央線電鉄化に伴い新設された駅のうち、中浪(チュンナン)、九里(クリ)、養正(ヤンジョン)は中央の2線が通過線で副本線にホームがある2面2線の設計。

中浪にて
5000系中期車(新塗装車)による徳沼行き。

玉水にて
6000系の10両編成時代。6000系は2006年に導入されたが、登場からわずか1年程度で8両編成化・321000系化された。

回基にて
漢南駅で離合する、龍山行きの321000系と、龍門行きの351060系。

Full HD Video
回基駅に入線する、龍山行きの351060系。

Full HD Video
雲吉山駅を発車する、龍門行きの321000系(8両編成時代)。
321000系として2009年に新製された車両では、韓国語と英語を縦スクロール表示する。

321000系走行音(徳沼→陶農)IGBT-VVVF制御で、制御装置は宇進産電製。
Tc-M1-M2-T1-M2-Tc(3M3T)の6両編成。
ドアエンジンは電気スクリュー軸駆動式。
321000系走行音(陶農→九里)
321000系走行音(忘憂→中浪)
351060系走行音(鷹峰→往十里)IGBT-VVVF制御で、制御装置は宇進産電製。
Tc-M1-M2-T1-M2-Tc(3M3T)の6両編成。
ドアエンジンは電気スクリュー軸駆動式。
乗換え駅到着時 車内自動放送(清凉里到着時)主要駅では、韓国語・英語・日本語・中国語の4ヶ国語放送が行われる。
乗換え駅到着時の車内放送前に流れるBGMは、国楽曲「オルシグヤ」である。
5000系ミュージックホーン回基進入時にて。韓国の童謡「自転車」の音色である。
♪「タルルン タルルン ピキョガセヨ、チャジョンゴガ ナガムニダ タルルルルン・・・」
(チリリン チリリン お避けなさい、自転車が 通ります チリリリリン・・・)
5000系ミュージックホーン×2+空笛運転台の足元のペダルを軽く踏むとミュージックホーンが流れ、深く踏むと空笛となる。往十里進入時にて。

関連ページ:「KORAIL 京義電鉄線

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