京釜(キョンブ)電鉄線は京釜線(ソウル〜釜山 間441.7km)のうち、通勤型電車が走るソウル駅(ソウルリョッ)〜九老(クロ)〜天安(チョナン)間96.6kmを指す。全区間が複々線(ソウル駅〜九老間は三複線)。各駅停車のほか、龍山(ヨンサン)〜天安間の急行(約1時間に1本)、ソウル駅〜天安間の急行(平日・土曜日の朝夕ラッシュ時のみ)が運転される。各駅停車の場合、ソウル〜天安間の所要時間は約115分。京元電鉄線の列車は地下鉄1号線の清凉里(チョンニャンニ)まで直通運転を行う。また、餅店(ピョンジョム)駅始発の列車は、地下鉄1号線、京元電鉄線直通で光云大(クァンウンデ)まで直通運転を行う。車両はKORAIL1000系と5000系のいずれも10連が使用されており、地下鉄1号線からはソウルメトロ1000系、新1000系が乗り入れる。なおソウルメトロの車両の乗り入れ区間は餅店以北である。 2008年12月15日に長項(チャンハン)線の天安〜新昌(シンチャン)間が電鉄化・延伸され、同線とも直通運転を行っている。 関連ページ:京釜電鉄線 龍山-天安急行 京釜電鉄線 ソウル-天安急行 |
離合する京釜電鉄線の5000系トングリ(左)と1000系新抵抗車(右)。 龍山にて | |
2005年末にデビューした5000系新トングリ。 鷺梁津にて | |
京釜電鉄線・京元線・京仁電鉄線・地下鉄1号線・中央電鉄線では朝6時半から9時にかけて1号車と10号車は「女性・老弱者専用車」となる。 | |
龍山駅に隣接したソウル車両管理団では1000系全編成の重修繕(全般検査)を行っている。なお、5000系や安山・果川線の2000系の重修繕は安山線烏耳島(オイド)駅が最寄の始興(シフン)車両基地で行う。 | |
京釜電鉄線の電車はソウル駅手前で地下に潜る。また、南営寄りには交直セクションがある。 | |
龍山〜鷺梁津(ノリャンジン)間に架かる全長約1200mの漢江鉄橋(ハンガルチョルキョ)を渡る列車。手前からセマウル号(先頭動力車は新塗装)、京釜電鉄線5000系新トングリ、京仁線急行5000系。 | |
夕日を浴びて漢江鉄橋を渡る1000系中期抵抗車。 龍山〜鷺梁津 間にて | |
KORAIL初のプラットホームスクリーンドア(PSD)が設置された新吉(シンギル)駅。(なお、韓国初のホームドアは光州地下鉄1号線に設置されているものである)。 | |
新吉駅のプラットホームスクリーンドアの内側。同駅はカーブしているため、ホームドアが開くと同時に転落防止のためのステップが出る構造となっている。 | |
九老(クロ)駅に発着する列車。同駅は5面9線と広域電鉄単独の駅では最大規模。京釜電鉄線と京仁線の分岐駅である。 | |
九老〜天安間は方向別複々線である。各駅停車の列車は外側を、急行列車およびKTX(始興以北)・セマウル号・ムグンファ号は内側の線路を走る。 2枚とも衿井にて | |
儀旺の鉄道博物館の敷地内から見える、京釜電鉄線を行く列車。 儀旺〜成均館大にて | |
夜の水原(スウォン)駅に停車中の清凉里行き5000系新トングリ。手前のホームは長距離列車のホームで、ホームの高さが電鉄線よりも低い。水原駅は4面8線で、電鉄線と長距離列車線は2面4線ずつ使用する。 | |
京釜電鉄線の終点である天安駅。2005/01/20に餅店〜天安 間が延伸開業した。2007年3月に天安〜温陽温泉間が電鉄化される予定である。左側に停車中の5000系トングリは車内保温のため中央2箇所のドアは閉め、両端のドアのみ開放している。 |
KORAIL5000系GTO車走行音(南営→龍山) | 宇進産電(東芝)製のIGBT-VVVF制御装置を搭載。KORAIL2000系と同様の変調音である。 |
KORAIL5000系IGBT車走行音(軍浦→衿井) | 宇進産電(東芝)製のIGBT-VVVF制御装置を搭載。 |
KORAIL5000系新トングリ走行音(細柳→餅店) | |
KORAIL5000系 ミュージックホーン | 韓国の童謡「自転車」の音色である。 ♪「タルルン タルルン ピキョガセヨ、チャジョンゴガ ナガムニダ タルルルルン・・・」(チリリン チリリン お避けなさい、自転車が 通ります チリリリリン・・・) |