台鐵EMU800型第1編成基隆港水切り

2013年8月12日に豊橋港にてフィリピン船籍の輸送船「ENGKANTO」に船積みされた日本車両製EMU800型第1編成(EMU803+804)及び第2編成(EMU805+806)の8両編成2本(計16両)は、同22日に豊橋港を出発し、同27日に台湾・基隆港で水切り(陸揚げ)された。当日午前に第1編成、午後に第2編成がそれぞれ水切りされ、そのまま七堵調車場まで機関車牽引により輸送された。

ここでは、第1編成水切りの様子を紹介する。

※全写真ご提供:呉昌樺様


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台鐵EMU800型第1・2編成豊橋港船積み台鐵EMU800型第2編成基隆港水切り

EMU800型第1編成ED801(1号車)。輸送船からの大型クレーンにより、まさに台湾に降り立とうとする瞬間。
無事陸揚げされ、台湾の鉄路に足を降ろしたEMU800型ED801。
多くの報道陣らに囲まれるEMU800型ED801。先頭の連結カバーは閉められた状態である(TEMU2000型第1編成の時も同様であった)。
基隆駅側から牽引するための機関車がお出迎え。牽引機はR156。
順調に船下ろしが続く。写真はEP802(6号車)の水切り。
編成の組成も進んでいる。陸揚げされた車両の埠頭内での移動はフォークリフトにより行われた。
EMU800型の最後尾の車両となるED802(8号車)の水切り。
第1編成の全車両の水切り完了。機関車と連結する側の先頭車ED801の連結器カバーを開け、連結を行う。
準備が整い、七堵調車場へ向けていざ出発。
牽引機のR156とED801との連結部分。
ゆっくりと走り出すEMU800型第1編成。
窓に貼付された号車番号表記とShipping Mark(荷印)。
日本車両出場時より貼られていた、車両の向きを示す紙はそのままである。
両先頭車の、自転車駐輪スペース有(4台分)を示すマーク。
最後尾のED802。連結器カバーは閉めた状態で輸送された。尾灯も点灯している。
台湾では車両の正式名称の他に、鉄道ファンらがしばしば独自で付けた愛称で車両を呼ぶことがあるが、今回は先頭の弧を描いた黄色いラインの塗り分けから、早くも台鐵の一部職員の間では「微笑號」(ほほえみ号)と呼ばれていると報道されている。
ちなみに、先代の通勤型電車のEMU700型は、先頭車の連結器カバーの形状から「阿福號」(スネ夫号)と呼ばれている。
EMU800のロゴマーク。
基隆港を後にするEMU800型第1編成。
EMU800型輸送列車が通過すると、辺りはバイクの波に飲まれた。

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