KRL JABODETABEK元 東京メトロ5000系

東京メトロ東西線時代を髣髴とさせる青帯が青空に生える。元 東京メトロ5000系67F。

東京メトロ(旧:営団地下鉄)5000系は地下鉄東西線向けに428両が製造された車両である。汽車製造、東急車輛、帝国車輌、川崎車輌、川崎重工、近畿車輛、日本車両で1964〜81年に製造された。8M2T(CT-M1-M2-M1-MC2+TC-M1-M2-M1-CM2)の10両固定編成(MC2とTCには検査時等での編成分割を容易にするため簡易運転台を設置)。車体長20,000mm、車幅2,870mm(先頭車)/2,856mm(中間車)。加速度は3.5km/h/s、減速度は4.0km/h/s(非常時5.0km/h/s)で、最高速度は100km/h。車体はセミステンレス製(但し、21両のみアルミ車体で製造された)。1989年〜1994年に冷房化改造と制御方式の変更改造(抵抗制御→界磁添加励磁制御)が施工されている。

1991年より後継の05系の増備や07系の転属により順次廃車され解体処分となったが、最後まで残った4編成のうち、59F、66F、67Fの3編成(全てセミステンレス製車体)は2006年〜2007年に廃車後、東葉高速鉄道1000形10両編成3本(1060F、1080F、1090F)とともにPT. KAI(PT. Kereta Api Indonesia)に譲渡された。現地到着後はスカート・ステップ・投石避け金網・転落防止幌等の設置や帯色・社紋の変更が行われ、編成を10両編成から8両編成に組み替えた上で2007年より運用を開始している(余剰の6両は休車扱い)。車両番号は東京メトロ時代から変更されていない。

関連ページ:「東京メトロ5000系」

編成 CT M1 M2 M1 MC2 TC M1 CM2
形式 5800 5200 5600 5200 5100 5900 5200 5000
59F 5809 5312 5631 5314 5607 5215 5326 5009
66F 5816 5245 5630 5363 5688 5905 5247 5016
67F 5817 5246 5632 5359 5127 5927 5251 5017
※2012年1月現在


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