台鐵EMU800型第1編成日本車両出場

2013年8月上旬、日本車両で落成した台湾鐵路管理局のEMU800型第1編成(EMU801+802)8両編成が日本車両豊川製作所から豊橋港まで1日2両ずつ陸送された。

EMU800型はEMU700型に次ぐ台湾鐵路管理局の新型通勤形車両で、8両固定編成37本(計296両)が導入予定である。うち8両編成2本(16両)のプロト車両を日本車両が製造し、残りの8両編成35本(280両)を台湾車輛が製造する。2014年春節頃の台鐵での営業運転開始が予定されている。


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台鐵EMU800型第1編成基隆港水切り台鐵EMU800型第2編成基隆港水切り

深夜に日本車両豊川製作所を出場するEMU800型第1編成先頭車のED801。
初めてお目見えしたEMU800型。車体はビードレスのステンレス製で、窓上に黄色の帯、窓下に黄色と青の帯が入っている。
ED801先頭部。通勤形車両ながら流線型のデザインとなっている。EMU700型・TEMU1000型・TEMU2000型と同様に自動開閉機能付連結器カバーを備える。
深夜の豊橋市内を陸送されるED801。
街灯に照らされて輝くステンレス車体。
交差点を大きく右折するために一旦左に寄り、警備員の方々によって交差点の交通をすべて一旦停止させたのち発進する。
豊橋市内の交差点をダイナミックに右折するEMU800型ED801。
一路豊橋港へ。
途中、簡単な検査の為数回停車した。
別の日、今宵も日本車両豊川製作所から旅立つEMU800型。この日はパンタグラフ付中間車(付随車)のEP802。
EP802の車両番号表記。窓には号車番号(6号車)とShipping Mark(荷印)が貼付されている。
EP802外観。
豊橋市内を行くEP802。
交差点を大きく右折。
交差点にて停車中。次は大きく左折するために右折レーンで待機。
見事なハンドルさばきで左折する。後輪の輸送用台車は小回りなカーブに対応するために舵角をリモコンで個別制御できるようになっている(この交差点では後輪の操作を行ってカーブを通過した)。
更に別の交差点にて待機。
五叉路を右折。ここでも後輪はリモコン操作を行う。
日本車両を出発してから1時間ほどで豊橋港に到着。
同日にEMB802も同じルートで日本車両豊川製作所から豊橋港へ陸送された。
EMB802は4両ユニットの端部車両にあたる為、妻には反射板付きの尾灯(LED灯)が設置されている。
五叉路を曲がるEMB802。
豊橋港内に到着したEMB802。
日本車両豊川製作所の正門をゆっくりと出てゆくEMU800型第1編成先頭車(ED801)。EMU800の初お目見えである。

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JR飯田線牛久保駅付近を走行する、EMU800型第1編成先頭車(ED801)。

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豊橋市内の交差点を大きく右折する、EMU800型第1編成先頭車(ED801)。

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豊橋市内の交差点を大きく右折する、EMU800型第1編成中間車(EP802)。

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豊橋市内の五叉路を低速で通過する、EMU800型第1編成中間車(EP802)。後輪は急カーブ通過の為、リモコン操作を行っている。

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薄暗い幹線道路を緑色の回転灯を点灯させて走行する、EMU800型第1編成中間車(EP802)運送車両。

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日本車両豊川製作所から約1時間かけて未明の豊橋港に到着したEMU800型第1編成中間車(EMB802)。

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