台鐵EMU800型第1編成豊橋港復元作業

2013年8月上旬、日本車両から豊橋港へ1日2両ずつ陸送された台湾鐵路管理局のEMU800型第1編成(EMU801+802)は、各車両共に陸送の翌日、クレーンを用いての陸送用台車の撤去・本台車取付等の復元作業が行われた。豊橋港内では車両は横1列に並べられ、台湾・基隆港への船の到着を待った。

※すべて港湾敷地外から撮影


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台鐵EMU800型第1編成基隆港水切り台鐵EMU800型第2編成基隆港水切り

豊橋港に着いたEMU800型第1編成中間車(EP802)。陸送時の姿のまま夜明けを待った。
前日までに先着していたEMU800型第1編成の一部車両。一番手前は先頭車のED801。
EMU800型ED801を真正面から眺める。前面窓の上の前照灯・LED式行先表示機の配置は、TEMU2000型「普悠瑪」号の配置に類似している。
各車両の妻面(先頭車の場合は前面窓)には車両番号と、車両の向き(台北向・高雄向)を示す紙が貼付されている。
前夜に陸送された車両の復元作業が開始された。クレーン2台を用いて車体を吊る。
車体を吊った状態で、輸送用台車を抜き取る。
一旦車体を下げ、仮設の柱の上に仮置きする。
本台車の取付準備。
再度車体を吊り、本台車の上に車体を移動。
ゆっくりと車体を降ろし、位置を微調整する。
車体と台車の結合時には、車体とワイヤーを繋ぐ治具の部分に椹木を設置。
本台車と車体の結合後、各種配線の結線やヨーダンパの接続、新たな治具の車体への取付などが行われた。
動力台車と、フランジ保護材の設置状況。
本台車の結合完了後、再度車体を台車ごと吊り上げる。
本台車の取付作業を行っていた場所の隣(元々車両が置いてあった場所)に車両を移動し、地面に置く。これで1両の復元作業に関する一連の流れは終了である。この作業を1日2両ずつ(8両1編成で4日×2編成分=第1・2編成合わせて計8日間)行った。
前の車両(EP802)の作業が完了すると、次の車両(EMB802)の作業が開始となる。
車両の港湾内移動開始。所定位置まで後退する。
車体を吊りあげ、輸送用台車を抜き取る。
本台車の取付作業に入る。
豊橋港でのEMU800型第1編成中間車(EP802・EMB802)復元作業の様子。

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