台鐵縦貫線の板橋(パンチャオ)〜南港(ナンガン)間は、かねてから路線の地下化工事が進行しており、1989年9月1日に萬華(の東側)〜台北
間、1994年6月13日に台北〜松山(の西側)間、1999年7月21日に板橋〜萬華 間がそれぞれ地下新線に切り替えられてきたが、2008年9月21日に台北市内で最後の地上(地平)区間であった松山〜南港〜汐科(の西側)間が地下化された。この切替によって台北市内からは踏切が完全に姿を消した(板橋〜萬華
間の地下化と汐科〜五堵間の高架化(2006年4月9日に切替済み)で台北県板橋市と同汐止市からも踏切は既に消滅しており、また五堵〜八堵〜三坑
間は地平区間であるが踏切は存在しない)。
松山(ソンシャン)〜南港〜(汐科(シーカー))間の地下化工事は「南港専案(南港プロジェクト)」と呼ばれ、その他の区間の台鐵の地下化工事と同様に交通部鐵路改建工程局が工事を担当した。当区間は複線(厳密には双単線)で建設され、松山・南港の両駅は地下化と共に新駅舎・新ホームに切り替えられた。地下化後は、松山駅は2面2線(地上駅時代(末期)は3面5線)、南港駅は3面7線(地上駅時代(末期)は2面4線)となった。
台北〜松山〜南港間は高鐡の地下トンネル建設工事が台鐵の工事完了後も進行しており、2012年に完工予定となっている。
松山〜南港〜汐科(の西側)間の地下化切替日である2008年9月21日当日及び前後数日間を取材したため、以下で紹介する。
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(配線図:管理人制作) |
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