5000系97F解体

2005年4月から行徳検車区に3両(5847-5334-5048)で留置され、2006年7月には解体線に移動した5000系97Fは、5000系90Fの一部車両解体作業にあわせて2007年2月から3月にかけて解体作業が行われた。今回の解体では先に解体された7両と異なりアスベスト除去・内装撤去作業が解体作業前に行われた。

関連ページ:5000系90F 廃車回送・解体5000系97F廃車5000系97F、3両編成化

長らく行徳検車区の片隅に留置されていた5000系97F3連。解体線移動後もプレート類撤去以外は手付かずの状態であった。奥には東西線での活躍が終焉間近の59Fと90Fの姿も見える。
2007年1月頃に一時的に5048に入替用のアントが連結された。
5000系90Fが廃車回送された後から97Fの解体作業が始まった。重機による解体に先立ち、アスベスト(石綿)除去作業が行われた。
アスベスト除去作業中の5000系97F。アスベスト飛散防止のため、側扉や窓の部分が覆われた。
5048のワイパー部には「石綿除去」のプレートが吊るされている。
アスベスト除去が完了した5847。手前は90Fのアスベスト除去作業完了車。
3両ともアスベスト除去作業が完了した97F。同時に窓ガラス、側扉、前面貫通扉、内装もすべて撤去が完了し、車内は蛻の殻。
5048の後ろには90Fの5452を連結。解体間近になってステンレス車とアルミ車の連結を見ることができた。
アスベスト除去、内装撤去が完了した5847の内部。コルゲートの内側の様子が見える。乗務員室内も何も残っておらず、前照灯・尾灯の内側が見える。
重機解体に備え、電磁石を設えた重機で解体線付近に鉄板を敷き詰める。右は3連化された90F。
解体作業開始。周囲には既に解体された5847の残骸が散らばる。
解体されている5847の先頭部分。前照灯・尾灯の2つの丸い穴が辛うじて残っているのが確認できる。
重機で地面に叩き付け粉砕される5847の先頭部分。連結器が向きを90度ひねられているものの残存している。
散乱する5847の外板と台車。奥は5334。
空気バネが残った5847の台車。手前は5847のコルゲート。
※すべて敷地外から撮影

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