Airport Rail Link 路線紹介
SA Express / SA City Line

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Airport Rail Link(ARL)はスワンナプーム〜パヤータイ間8駅28.6kmを結ぶ路線である。スワンナプーム駅付近を除いて地上(高架)に位置する。全区間複線(左側通行)で、架線集電方式による交流25,000V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地はラームカムヘーン駅付近にある。2010年8月23日に現営業区間が開通した。

列車種別は「SA Express」と「SA City Line」の2種類。両者は線路は共用しているが、改札やホームは完全に分離されている。
「SA Express」は途中駅をノンストップで走る列車で、スワンナプーム〜マッカサン及びスワンナプーム〜パヤータイ間を走行する(後者はマッカサンを通過)。所要時間は、前者は15分、後者は18分。スワンナプームとマッカサンのホームには、プラットホームスクリーンドア・冷房が完備されている。前者は2010年8月23日(開業時)、後者は2011年6月1日運行開始。
「SA City Line」は各駅停車で、全区間の所要時間は27分。終日15分間隔で運行される。2010年8月23日(開業時)運行開始。

列車は、「SA Express」は4両編成、「SA City Line」は3両編成で運転される。車両はシーメンス製のDesiro Class 360/2。詳細は別ページにて紹介する。こちらをご覧ください。

(路線図:管理人制作)

バンコクの高層ビル群をバックに走行する「SA City Line」。

マッカサン〜ラームカムヘーンにて
上写真と同じ区間を走行する「SA Express」。

マッカサン〜ラームカムヘーンにて
先行する「SA City Line」と、後ろから迫る「SA Express」。

マッカサンにて
路線の大半に当たるパヤータイ〜ラートクラバン間は、地平をSRT(タイ国鉄)東線の線路が並行している。駅も隣接しており、改札外で乗り換えが可能。
空港付近は、空港アクセス道路の中央部に建つ高架を走行する。

ラートクラバン〜スワンナプームにて
終点のパヤータイ駅。2面2線のホームのうち、「SA City Line」と「SA Express」が1本ずつ使用している。
Airport Rail Linkのパヤータイ駅から見た、BTS Skytrainのパヤータイ駅。Aireport Rail Linkの高架がBTS Skytrainの高架をオーバークロスしている。両駅間には写真のように連絡通路も設けられている。
Airport Rail Linkのパヤータイ駅の先の、高架終端部。下にはSRT(タイ国鉄)東線の線路が続いている。
マッカサン駅のCity Air Terminalの外観。
マッカサン駅のCity Air Terminalの内部。スワンナプーム国際空港のチェックインができる施設が併設されており、中はまるで空港のようだ。2011年1月4日よりタイ国際航空及びバンコク・エアウェイズの便でチェックインサービスが開始された(但し、後者は2011年6月8日でサービス終了)。
ただ、マッカサン駅のアクセスが悪い為、利用客は非常に少ない。
マッカサン駅のCity Air Terminalのチェックインカウンター。ここで航空機への搭乗手続きが出来、機内預け入れの荷物も預けることが出来る(荷物の受け取りは到着先の空港のターンテーブル)。
マッカサン駅のSA Express専用の改札口。なお、料金体系が異なることから、SA ExpressとSA City Lineを乗り継ぐには、一旦改札を出て新たに切符を買い直す必要がある。
マッカサン駅のSA Express専用のホーム。プラットホームスクリーンドア完備。
マッカサン駅の、SA Expressの荷物車に機内預け入れの荷物が入ったコンテナを自動的に搭載する装置。
マッカサン駅のSA City Line専用のホーム。ホームドアは未設置。2面4線で、内側2線は通過線(SA Express専用)。なお、スワンナプーム〜パヤータイ間を結ぶSA Expressは、配線の都合上外側2線(ホームがある側)を通過する。
マッカサン駅にて、SA City Line専用のホーム(写真手前)からSA Express専用のホーム(写真奥)を見る。両者間のホームには仕切りが設けられ、乗降位置も完全に分離されている。
フアマーク駅は2面4線で、内側2線が通過線となっている。SA City Lineは外側、SA Expressは内側を走行する。SA Expressは基本的に当駅でSA City Lineを追い越す。
フアマーク駅の内側の通過線を高速で通過するSA Express。
スワンナプーム駅。ホームはスワンナプーム国際空港の地下2階に位置する。SA Express、SA City Lineのホーム共にプラットホームスクリーンドア完備。
前照灯を点滅させて、高速でラームカムヘーン駅を通過するSA Express。

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高速でラームカムヘーン駅を通過するSA Expressを俯瞰する。

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マッカサン駅のSA City Line用のホームより、同駅を発車するSA Expressを見る。

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マッカサン駅のSA City Line用のホームより、同駅に到着SA Expressを見る。停車時は前照灯を点滅させず、片側のみ点灯させる。

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バーンタップチャーン駅に到着する、スワンナプーム行きのSA City Line。

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ラームカムヘーン駅を発車する、スワンナプーム行きのSA City Line。

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接近自動放送が流れ、列車が到着する。

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フアマーク駅の対向ホームから撮影した、副本線に入るSA City Lineの列車。

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フアマーク駅の対向ホームから撮影した、同駅を発車するパヤータイ行きの列車。

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ARL 2000系走行音(ラートクラバン→バーンタップチャ-ン)IGBT-VVVF制御で、制御装置はSiemens(シーメンス)製。
Mc-T-M-Mc(3M1T)の3両編成。
自動放送は英語・タイ語の順。
ARL 2000系走行音(バーンタップチャ-ン→フアマーク)
ARL 2000系走行音(マッカサン→ラーチャプラーロップ)
ARL 1000系走行音(マッカサン→スワンナプーム)IGBT-VVVF制御で、制御装置はSiemens(シーメンス)製。
Mc-M-Mc(3M0T)の3両編成。
自動放送は英語・タイ語の順。

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