台鐵TEMU2000型第1編成甲種輸送

2012年10月15日、日本車両で落成した台湾鐵路管理局のTEMU2000型車両第1編成(TEMU2001+2002)が豊川→(JR飯田線)→豊橋→(JR東海道線)→笠寺→(名古屋臨海鉄道東港線)→東港→(名古屋臨海鉄道東築線)→名電築港→(名鉄築港線)→東名古屋港→大江埠頭まで甲種輸送された。

TEMU2000型は4M4Tの8両固定編成で、2012年〜2014年に17編成136両が日本車両で製造される予定である。車両はアルミ合金製で、営業最高速度は140km/h。振り子式車両のTEMU1000型とは異なり、空気ばねの内圧の変化により車体を傾斜させる車体傾斜制御装置を搭載している。2013年の春節前より「普悠瑪」(プユマ)号として、嘉義〜台北〜花蓮 間で営業運転を開始する予定である。

今回輸送された第1編成の車両番号は、TED2001-TEMA2001-TEP2001-TEMB2002+TEMB2004-TEP2002-TEMA2003-TED2002。TEMU1000型同様、4両ユニットとなっている。なお、第2編成(TEMU2003+2004)も2012年10月18日に第1編成と同じルートで甲種輸送された。


関連ページ:台鐵TEMU2000型第8編成甲種輸送

東海道線を甲種輸送されるTEMU2000型第1編成。JR線内の牽引はDE10 1581。
名古屋臨海鉄道東港線を行くTEMU2000型。前面には反射板が設置されている。
名古屋臨海鉄道の機関車によるプッシュプル運転で名古屋臨海鉄道東築線を走行する。先頭のND5528には特製のヘッドマークが取り付けられた。
名電築港駅付近の踏切を通過する。踏切は遮断棒がなく、名鉄の作業員の方々が道路の通行を止めている。
名電築港駅に入線する甲種輸送列車。最後尾の名古屋臨海鉄道の機関車はND5523(元国鉄DD13 233)。
名鉄築港線の、東名古屋港〜大江埠頭間の引込み線を低速で走行する甲種輸送列車。
最後尾。先頭車側面のTRAの文字が目を引く。
先頭の機関車を切り離すため、一旦停車。
先頭の機関車を解放して、大江埠頭へは推進運転で走行する。
すべての貫通幌は接続されていない状態で輸送された。
特大貨物等検査票。
年に数回しか閉まることのない引込み線の踏切を通過する。
大江埠頭に入線していく。
大江埠頭に到着した甲種輸送列車。
編成を埠頭内で3両・3両・2両に分割する。
ND5528には、寝台特急「彗星」のヘッドマークをモチーフとしたデザインで「台湾特急」と書かれた、特製のヘッドマークが掲げられた。
大江埠頭内での入換作業をすべて終え、埠頭を後にするND5528。
大江埠頭内で整備が行われるTED2001-TEMA2001(敷地外から撮影)。
ガーデン埠頭から撮影したTEMU2000型第1編成。
日本車両豊川製作所から、東名古屋港に向けて東海道線を甲種輸送される、台湾鐵路管理局のTEMU2000形第1編成。

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名古屋臨海鉄道東築線の名電築港駅付近をプッシュプル運転で走行する。

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名古屋港大江ふ頭への引き込み線をプッシュプル運転で走行する。

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名古屋港大江ふ頭への引き込み線を推進運転で走行する。

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名古屋港大江ふ頭へ推進運転で入港する。

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名古屋港大江ふ頭に到着した台湾鐵路管理局TEMU2000形第1編成甲種輸送列車を切り離し、名古屋臨海鉄道東港駅へ戻っていくディーゼル機関車(名古屋臨海鉄道ND5528)。

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