Express Rail Link 路線紹介
KLIA Ekspres / KLIA Transit

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Express Rail Link(ERL)はKL Sentral(ケイエルセントラル)〜KLIA(ケイエルアイエー)間5駅57.6kmを結ぶ路線である。全区間地上に位置する。全区間複線(左側通行)で、架線集電方式による交流25,000V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は、Salak Tinggi駅付近にあるKompleks Rel Udara。2002年4月14日に現営業区間が開通した。

列車種別は「KLIA Ekspres」(ケイエルアイエーエクスプレス)と「KLIA Transit」(ケイエルアイエートランジット)の2種類。両者は線路は共用しているが、改札やホームは完全に分離されている。
「KLIA Ekspres」は途中駅をノンストップで走る列車で、全区間の所要時間は28分。ピーク時は15分間隔、オフピークは20分間隔、平日の深夜は30分間隔で運行される。各駅のホームにはプラットホームスクリーンドア・冷房が完備されている。2002年4月14日運行開始。
「KLIA Transit」は各駅停車で、全区間の所要時間は36分。終日30分間隔で運行される。各駅のホームにホームドアは設置されていない。2002年6月20日運行開始。

列車は4両編成で運転される。車両はシーメンス製のDesiro ET425M。詳細は別ページにて紹介する。こちらをご覧ください。

ホーム上の駅名標や案内板はマレー語・英語・日本語の3ヶ国語で記されている。

(路線図:管理人制作)

Bandar Tasik Selatanを通過するKLIA Ekspres。中間駅は全駅2面4線となっている。ホームの半円形の屋根が特徴。
全列車が4両編成で運行される。

KL Sentral〜Bandar Tasik Selatanにて
Express Rail Linkは踏切が存在せず、最高速度160km/h(マレーシアで最速)の高規格で設計されている。
Putrajaya & Cyberjaya駅に差し掛かる、KLIA行きの「KLIA Transit」。
Bandar Tasik Selatanを発車するKLIA Transit。線路はKL Sentral駅とKLIA駅構内を除いて、KLIA EkspresとKLIA Transitで共用となっている。
Bandar Tasik Selatan駅の前後数kmの区間は、RapidKLアンパン線およびERLの路線と平行しており、3複線のようになっている。ただし、電化方式や軌間は3つともすべて異なる。
KTMの線路とはKL Sentralまで平行している。

KL Sentral〜Bandar Tasik Selatanにて
KL Sentral付近の都心部を行く。RapidKLクラナジャヤ線の線路とも平行している。

KL Sentral〜Bandar Tasik Selatanにて
すべての標識や駅名標は、マレー語・英語・日本語の3ヶ国語表記となっている。
KL Sentral駅(Sentral Kuala Lumpur)の駅名標。
KLIA駅で並ぶ、KLIA Transitの車両(左)とKLIA Ekspresの車両(右)。内装以外は、基本設計はほぼ同一。
KLIA駅のKLIA Ekspres用ホーム。プラットホームスクリーンドアが設置されている。
KLIA駅のKLIA Ekspres用のプラットホームスクリーンドアは、何故か2編成分以上の有効長で設置されている。
KLIA駅のKLIA Transit用のホーム。ホームドアは未設置。
KLIA駅のKLIA Transit用のホームの終端部。奥に続く線路はKLIA Ekspres用のもの。
KL Sentral駅のKLIA Ekspres用の降車ホーム。プラットホームスクリーンドアが設置されている。乗車ホーム・降車ホームは分離されている。
KL Sentral駅のKLIA Transit用のホーム。ホームドアは未設置。写真左側がKLIA Ekspres用ホーム。
KL Sentral駅のKLIA Ekspres用出口改札。上をRapidKLクラナジャヤ線の車両が通過する。
駅ホームの案内表示機。列車の行先と、発車時刻までの残り時間を表示する。
Salak Tinggi駅からはクアラルンプール国際空港LCCターミナルへシャトルバスが運行されている。
KL Sentral駅からLCCターミナルまでの通算運賃はRM12.5。

Salak Tinggiにて
上下線の列車が高速で離合する。

Full HD Video
Bandar Tasik Selatanに到着する、KLIA行きのKLIA Transit。

Full HD Video
GTO-VVVFの磁励音を響かせながらSalak Tinggi駅を発車する。

Full HD Video

KLIA Transit走行音(Bandar Tasik Selatan→Putrajaya & Cyberjaya)GTO-VVVF制御で、制御装置はSiemens(シーメンス)製。
Mc-T-T-Mc(2M2T)の4両編成(4連接車)。
自動放送はマレー語・英語。
KLIA Ekspres走行音(KLIA発車時)

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