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| Express Rail Linkの車両はMc-T-T-Mc（2M2T）の、連接構造の4両固定編成である。シーメンス製の「Desiro
ET425M」で、開業に備えて2001〜2002年に12編成（48両）が製造された。うち、8編成がKLIA
Ekspres仕様、4編成がKLIA Transit仕様である。車内を除いて基本仕様は両者共通で、保守の容易化や部品の共通化が図られている。 車両寸法は長さ15,505mm（先頭車18,670mm）×幅2,840mm×高さ4,160mm。加速度は3.6km/h/s、最高速度は160km/h（設計最高速度は176km/h）。 KLIA Ekspres仕様の車両は、座席156席（うち収納式座席4席）で、座席配置は基本的に2+2。一方、KLIA Transit仕様の車両は座席144席、立席396名で、座席配置は立席を考慮して台車上部を除いて1+1である。KLIA Ekspres車両は、KLIA側先頭車の半室は荷物室となっており、KL Sentral駅のチェックインカウンターで預けられた荷物が積み込まれる。 なお、KLIA Transit仕様の車両の予備車が少ないため、KLIA TransitにKLIA Ekspres仕様の車両が使用される場合もある。一方、その逆（KLIA EkspresにKLIA Transitの車両を使用すること）はない。 |
 | Desiro ET425Mの外観。シーメンスが開発したDesiroシリーズの一員で、モジュール構造を採用しているのが特徴。Desiroの基本仕様により低床車となっている。営業最高速度はマレーシアで最速の160km/h。 Putrajaya & Cyberjaya〜Bandar Tasik Selatanにて |
 | KLIA Ekspres仕様の車両。編成番号（前面下部に記載）が「X1」から始まる車両はKLIA Ekspres仕様の車両を示す。下2桁は通し番号（01〜08）。前面の行先表示機は前面窓下に設置。 |
 | KLIA Transit仕様の車両。編成番号が「T1」から始まる車両はKLIA Transit仕様の車両を示す。下2桁は通し番号（01〜04）。 |
 | KLIA Ekspres仕様の車両（上写真）とKLIA Transit仕様の車両（下写真）の外見上の最大の差異は、KLIA側先頭車の荷物室の有無による窓配置の違いである。KLIA
Ekspresの車両は車両中央部の窓1箇所が省略されている。 この他、窓下部のロゴマーク、2両目と3両目の連接部の塗装（柄）等が両者で異なる。 |
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 | 車両先頭部側面。運転室に乗務員扉はなく、客室から出入りする。運転室部はユニット化されている。また、客室と比べて位置が1段高くなっている。先頭の台車は動力台車・ |
 | 連接部の付随台車。ヨーダンパが片側に2本設置されている。 |
 | パンタグラフ。シングルアーム式のものが編成で1基設置されている。 |
 | ドアの部分には延長ステップが設置されており、停車中のみ自動的にステップが展開する。 |
 | KLIA Ekspres仕様の車両の内部の様子。座席は固定式で、2+2のボックスシートが基本となっている。 |
 | 台車直上の部分。低床車のため、路面電車（LRV）のようにタイヤハウスが車内に張り出している。 |
 | KLIA側先頭車の荷物室との仕切り部。乗務員用の扉はなく、完全に「壁」になっている。 |
 | 身体障がい者対応の大型化粧室が編成あたり１箇所（KL Sentral寄り先頭車）に設置されている。 |
 | シーメンス（Siemens）の車内銘板。 |
 | 荷物室の内部の様子。前述の通り、KLIA Ekspres仕様の車両にのみ設置されている。KLIA Transit仕様の車両はこの部分も座席ありの客室となっている。 |
 | KLIA Transit仕様の車両の内部。立席スペースの拡大を考慮して、座席配置は1+1となっている。 |
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 | 座席。モケットの色はKLIA Transitが紫、KLIA Ekspresが灰色となっている。 |
 | 台車直上の部分。タイヤハウスが車内に張り出しており、この部分はKLIA Ekspresと同様に2+2配置となっている。 |
 | ドアボタン。半自動式である。ドア開閉有効時にはボタンが緑色に点灯する。 |
| 上下線の列車が高速で離合する。 Full HD Video |
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| Bandar Tasik Selatanに到着する、KLIA行きのKLIA Transit。 Full HD Video |
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| GTO-VVVFの磁励音を響かせながらSalak Tinggi駅を発車する。 Full HD Video |
| KLIA Transit走行音（Bandar Tasik Selatan→Putrajaya & Cyberjaya） | GTO-VVVF制御で、制御装置はSiemens（シーメンス）製。 Mc-T-T-Mc（2M2T）の4両編成（4連接車）。 自動放送はマレー語・英語。 |
| KLIA Ekspres走行音（KLIA発車時） |
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