ソウル地下鉄2号線聖水支線

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ソウル地下鉄2号線聖水(ソンス)支線は聖水(ソンス)〜新設洞(シンソルドン)間5駅5.4kmを結ぶ路線である。うち、聖水〜新踏(シンダプ)間は地上区間である。全区間複線(右側通行)で、架線集電方式による直流1,500V電化。車両基地は君子車両事業所で、乙支路循環線の約半数の車両と1号線の全車両も同基地に所属する。そのため、聖水〜龍踏(ヨンダプ)間は2号線乙支路循環線の列車が、新踏〜新設洞 間は1号線の列車が回送で走行する。1980年10月31日に現営業区間が開通した。また、2005年10月20日に龍頭(ヨンドゥ)駅が開業した。

使用車両は2000系と新2000系で、いずれも4両編成で運行される。

2000系は現在1本のみ(256F)のみが在籍し、4M0T(Mc-M-M-Mc)となっている。同編成は元202Fに組み込まれていた抵抗制御車(1993年製)の2901(M2)-2801(M1)-2201(M1)-2401(M2)のうち2901号(2900形)と2401号(2400形)を先頭車化改造したものである。車両形式は新設洞寄りから2000形(Mc1)-2100形(M2)-2200形(M1)-2300形(Mc2)の順で、下2桁が編成番号を示す(256Fは2056-2156-2256-2356)。

新2000系は現在4本(257F〜260F)が在籍し、2M2T(Tc-M-M-Tc)となっている。うち、257Fは1次車で、その他の編成は2次車である。基本的な仕様は乙支路循環線用の同形式と同一。車両形式は新設洞寄りから2000形(Tc1)-2100形(M1)-2200形(M2)-2300形(Tc2)の順で、下2桁が編成番号を示す。

(路線図:管理人制作)

新亭支線の新2000系2次車。現在3本が在籍。基本的な仕様は乙支路循環線用の同形式と同一。

上写真:龍踏にて
下写真:新踏にて
新2000系2次車の車内。
LCD式車内案内表示機。画面は17インチ。
座席は不燃モケットを使用。スタンションポールが設置されている。
貫通路には自動扉が設置され、扉横のボタンで操作する。
新亭支線の新2000系1次車。1本のみが製造された(編成番号は257F)。

龍踏にて
新2000系1次車の車内。座席はステンレス製。
2000系。現在は両端が先頭車化改造車である256Fの1本のみが運行に就いている。抵抗制御車。

龍踏にて
2000系256Fの車内の様子。先頭車化改造に伴い、LED式車内案内表示機の設置及び内装の不燃化が行われた。
かつて活躍していた2000系の1980年・1982年製車両。同線専用車として4M0Tの4両編成5本(編成番号210F〜214F)が製造されたが、2007年までに全車両が引退した。抵抗制御車。

龍踏にて
212Fの車内の様子(廃車済み)。
朝夕のラッシュ時前後には新踏〜新設洞 間で1号線車両の回送列車が運行される。

新踏にて
新踏駅で並んだ、2000系256Fと新1000系(回送列車)。
龍踏駅に隣接している、君子車両事業所。2号線の車両の約半数と1号線の全車(計56編成)が同車両基地に所属する。
君子車両事業所から出庫する、乙支路循環線の2000系。

2000系抵抗制御車走行音(新設洞→龍頭)抵抗制御。
Mc-M-M-Mc(4M0T)の4両編成。
新2000系2次車走行音(龍頭→新設洞)IGBT-VVVF制御で、制御装置はロテム製。
Tc-M-M-Tc(2M2T)の4両編成。
ドアエンジンは電気スクリュー軸駆動式(2000系1次車のドアエンジンは空気圧作動式)。

関連ページ:ソウル地下鉄2号線乙支路循環線ソウル地下鉄2号線新亭支線

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