ソウル地下鉄2号線新亭支線

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ソウル地下鉄2号線新亭(シンジョン)支線は新道林(シンドリム)〜カチ山(カチサン)間5駅6.0kmを結ぶ路線である。営業区間は全て地下。新道林〜新亭ネゴリ(シンジョンネゴリ)間は複線(右側通行)で、新亭ネゴリ〜カチ山 間は単線である。架線集電方式による直流1,500V電化で軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は新亭車両事業所で、乙支路循環線の車両の約半数も同基地に所属する。そのため、新道林〜道林川(トリムチョン)間は2号線乙支路循環線用の10両編成の列車も回送で走行する。1992年5月22日に新道林〜陽川区庁(ヤンチョンクチョン)間、1996年2月29日に陽川区庁〜新亭ネゴリ 間、1996年3月20日に新亭ネゴリ〜カチ山 間が開通した。

使用車両は2000系。同線の2000系は全て先頭車化改造車を含む編成で運行され、4M2T(Mc-M-T-T-M-Mc)の6両編成4本(24両)が同線用の車両となっている。先頭車化改造車は元201F、203F〜205Fに組み込まれていた抵抗制御車(1993年製)の2400形、2900形を改造したものである。車両形式はカチ山寄りから2000形(Mc1)-2100形(M2)-2200形(T1)-2300形(T2)-2400形(M1)-2500形(Mc2)の順で、下2桁が編成番号を示す(編成番号は245F〜248F)。

(路線図:管理人制作)

新亭支線の列車。2005年より全車両が先頭車化改造車を含む6両編成で運行される。

陽川区庁にて
先頭車化改造車の落成当初は、前面の行先表示機周りに緑色のステッカーが貼られていなかった。

カチ山にて
新道林駅に到着した、折り返しカチ山行きの列車。3面4線の新道林駅のうち、新亭支線は1面1線を使用している。
先頭車化改造車に組み込まれた1986年製の付随車(2200形(T1)-2300形(T2))。全4編成中、3編成に組み込まれている(残り1編成は1993年製)。法定耐用年数が迫っているため、最小限の改造にとどまっている(LED式車内案内表示機の設置等)。
1986年製付随車の車椅子スペース(改造により設置)。
2005年まで同線で運行していた1980年製の車両(抵抗制御車)。6両編成4本(206F〜209F)が存在した。
カチ山駅を発車する2000系207F(1980年製・2005年に廃車済み)。
2000系206F〜209Fの前面方向幕。
大宇重工業の車内銘板(1980年製)。
新道林駅の反転フラップ式発車案内表示機。

列車がまもなく到着します
今度の列車:カチ山 行
次の列車  :カチ山 行

と表示されている。
陽川区庁駅が最寄の2号線新亭車両事業所。同支線用の車両だけでなく、乙支路循環線用の車両も所属している(合計48編成が所属)。車両基地の上は人工路盤となっており、マンションが建っている。
新亭支線に続くトンネルから出て、新亭車両事業所に入庫する乙支路循環線用2000系(10両編成)。同事業所に入庫する乙支路循環線の列車は新道林行きとなり、新道林から陽川区庁手前まで新亭支線を回送する。

2000系抵抗制御車走行音(陽川区庁→道林川)抵抗制御。
Mc-M-T-T-M-Mc(4M2T)の6両編成。
全列車が抵抗制御車で運行される。

関連ページ:ソウル地下鉄2号線乙支路循環線ソウル地下鉄2号線聖水支線

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