仁川国際空港スターライン

仁川国際空港(インチョンクッチェコンハン)の「スターライン」は、旅客ターミナル(ヨゲットミノル / 日本語:ターミナル)〜搭乗棟A(タプスンドンA / 日本語:コンコースA)間2駅0.9kmを結ぶ、空港内輸送鉄道である。2008年5月27日に旅客ターミナルの北側に新設されたサテライト「搭乗棟A」の供用開始とともに開通した。サテライトを利用する航空機搭乗客(ゲート番号101〜132)のみが乗車できる。商業運転用としては韓国初の新交通システムで、ゴムタイヤ駆動・側方案内式(AGT)。直流750V電化で、単線並列(2本の列車がそれぞれの線路をピストン運行している)。ATOによる自動運転(無人運転)を行っている。車両基地を含めて全区間が地下に位置する。プラットホームスクリーンドア(PSD)は開業時より全ての駅に設置されている。
使用車両は「クリスタルムーバー」。全車両が三菱重工製で、3M0T(Mc-M-Mc)の3両編成3本(9両)が製造された。車体長11,200mm、車幅2,670mm。加速度は3.6km/h/s、減速度は3.6km/h/s(非常時4.7km/h/s)で、営業最高速度は70km/h。車両番号は編成番号2桁(01〜03)の後ろに、搭乗棟A寄りから順にa〜cのアルファベットが付く(第1編成ならば01a-01b-01cとなる)。通常は2本が同時に運行され、1本は予備となる。
現在全列車が3両編成で運転されているが、各駅のホームは6両編成分の有効長があり、プラットホームスクリーンドアも6両分設置されている。なお、各駅は出発旅客ホームと到着旅客ホームが完全に分離されている。
将来的には、第2旅客ターミナル〜第1旅客ターミナル(現:旅客ターミナル)〜搭乗棟A〜搭乗棟B〜搭乗棟C〜搭乗棟Dの6駅を結ぶ全7.4kmの路線となる予定である。第2旅客ターミナルは2015年頃供用開始の見込み。

(配線図:管理人制作)

旅客ターミナルのスターライン乗り場入口。スターラインは搭乗棟A(ゲート番号101〜132)を利用する旅客のみ乗車可能で、入口で係員が搭乗券をチェックしている。
ホームは地下2階に位置する。
旅客ターミナル駅のホームの様子。
搭乗棟A駅のホームの様子。照明の発光色が時間によって変化する。
プラットホームスクリーンドア(PSD)は各駅ともに6両分設置されているが、現在は3両分のみ使用されている。
クリスタルムーバーの外観。車両の開発・製造は三菱重工で、同モデルの車両はシンガポールのLRTセンカン線・プンゴル線をはじめ、同国のチャンギ国際空港、アメリカのマイアミ・ダレス・アトランタの各国際空港、アラブ首長国連邦のドバイ国際空港等で導入されている。
車両側面。3両固定編成であるが、車両間の貫通路はない。
車両側面の仁川国際空港公社(IIAC)のロゴマーク。
各駅にはプラットホームスクリーンドアが完備されている。ドアの上のLEDは、列車の運行状況や行先などを、駅の自動放送にあわせて韓国語・英語・中国語・日本語の順にスクロール表示する。
クリスタルムーバーの車内の様子。車端部を除いて座席は省略されている。着席定員は1両あたり8名。
側扉。
車端部の様子。無人運転を実施しており、前面展望が可能。右上部には防犯カメラ(CCTV)が設置されている。
前面は非貫通構造となっている。なお、製造メーカーの銘板は設置されていない。
車端部に設置されている非常通話機と、それを示すステッカー。
全区間地下。韓国初の商用新交通システムで、車両は三菱重工製のクリスタルムーバー。
旅客ターミナル駅の終端部は車止めが設置されているが、第2旅客ターミナルまでの延伸予定があるため、トンネルは続いている。1編成がピストン運転を行っている。
3両固定編成。三菱電機製IGBT-VVVF制御。

クリスタルムーバー走行音(旅客ターミナル→搭乗棟A)IGBT-VVVF制御で、制御装置は三菱電機製。
Mc-M-Mc(3M0T)の3両編成。
車内の自動放送は韓国語・英語の2ヶ国語で放送される。
クリスタルムーバー走行音(搭乗棟A→旅客ターミナル)
接近チャイム+前駅列車発車案内放送すべて韓国語・英語・中国語(北京語)・日本語の順の4ヶ国語で放送される。
接近チャイムは韓国の地下鉄での標準タイプ。
接近チャイム+列車到着案内放送
列車到着案内放送(旅客ターミナル行き)
列車行先案内放送(搭乗棟A(コンコースA)行き)
列車発車案内放送

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