平壌〜北京間国際列車

Tweet

平壌駅に推進運転で入線する、当駅始発北京行きの51列車。

平壌〜北京間1,349kmを結ぶ国際列車は現在週4日運行されている。毎週月曜日・水曜日・木曜日・土曜日にそれぞれの始発(平壌・北京)を出発し、翌日に終点に到着する。新義州(シニジュ)〜丹東(タンドン)間で北朝鮮と中国の国境を跨ぎ、国境駅の新義州駅及び丹東駅ではそれぞれの国の出入国審査が行われる。全区間の所要時間は平壌発北京行きが22時間51分、北京発平壌行きが23時間18分(2014年7月現在)。

列車は長大編成で運行されるが、このうち平壌〜北京間を直通する車両は2両のみで、残りの車両は平壌〜新義州(〜丹東)、丹東〜北京 間の区間列車である。平壌〜新義州間は51列車・52列車、丹東〜北京間はK28列車・K27列車と併結して運行される(新義州〜丹東間は85列車・95列車として運行)。なお、平壌〜丹東 間の国際列車及び丹東〜北京間のK28列車・K27列車は毎日運行されている(平壌〜北京間の国際列車運行日以外でも、丹東駅で両列車を乗り継ぐことができる)。

乗車券は原則、旅行会社を通して購入する。

(路線図:管理人制作)

車両紹介
平壌→定州
定州→新義州
新義州→丹東→北京

国際列車乗車券(国際旅客車票)表紙・旅客列車座席案内
「国際列車乗車券(国際旅客車票)」は朝鮮語・ロシア語・ドイツ語の3ヶ国語、その手前にホチキス止めされている「旅客列車座席案内」は朝鮮語・英語の2ヶ国語で表記されている。
「旅客列車座席案内」は日付・時間・列車番号・号車番号・座席番号が手書きで記されている。
国際列車乗車券(国際旅客車票)本券
出発地(平壌)・到着地(北京)・経由(新義州・瀋陽)・運賃(13,676ウォン62チョン)が印刷されている(運賃以外は朝鮮語とロシア語で表記)。
本券は車内で回収される(表紙と旅客列車座席案内は一旦回収後、返却してくれる)。
国際列車乗車券(国際旅客車票)表紙・観光ビザ(朝鮮民主主義人民共和国観光証)
観光ビザには本人の写真・名前・性別・国籍・生年月日・職場職位・旅券番号・観光期間・通過地等が記載される。出国時に回収される。

「北朝鮮の鉄道トピックス」に戻る

Tweet