15000系営業運転開始

東西線の新形式車両、15000系が2010年5月7日より営業運転を開始した。営業開始後数ヶ月間はJR乗り入れ非対応で、平日朝のラッシュ時間帯を中心に運行されていた。現在は05系と同様にJR線・東葉高速線乗り入れ運用にも充当されている。

関連ページ:15000系第1編成甲種輸送15000系 細部・形式写真15000系63F 甲種輸送・搬入回送

朝ラッシュ時の運用に充当される15000系52F。

八千代緑が丘にて
前面の行先表示。種別部がフルカラーLED、行先部は白色LEDとなっている。また、05系(14F以降)や東葉2000系とは異なり、英語も表示する。
側面の行先表示。
各停運用の場合は、従来の車両と同様に種別は表示しない。側面の行先表示は、種別部のフルカラーLEDと行先部の白色LEDを跨いで表示される(前面の行先表示は白色LEDの部分のみに部分に表示され、フルカラーLED部は無表示)。
前面および側面の行先表示は、他社線内では、種別・行先と「東西線直通」を交互表示する。
車内の様子。化粧板はライトグレーの単色、座席のモケットは紺と、寒色系でまとめられている。座席はドア間が6人掛け、車端部が2人掛けとなっている。
開口幅1,800mmのドア。ドアエンジンは空気圧作動式で、戸閉力弱め機構を搭載する。
各ドアの上には17インチのLCD(アスペクト比16:9)が2台ずつ設置されている。向かって右側の画面で、行先・号車・次駅・乗換え案内・ドア開方向・運行状況等を表示し、左側の画面で広告などを表示する。
LCDの表示画面。次駅表示は漢字・ひらがな・ローマ字の切替表示、種別・行先および路線図の駅名は日本語(漢字)・英語の交互表示となっている。
路線図のラインカラーは乗り入れ先に対応して変化する。ただ、駅名の左横に薄く表示される、東京メトロのシンボルマーク「ハートM」は他社線内でも固定表示である。
路線図は広域表示も行う。
東西線内では、駅ホームの案内表示も行う。
鴨居部には扉開閉と連動して点滅するLEDランプも設置されている。
妻面の化粧板は木目調となっている。また、車端部は網棚の高さが05系よりも100mm低くして、1,700mmとなっている(その他の部分は1,750mm)。
15000系では乗務員室直後のドアもワイドドアとなったため、乗務員室直後のドアと2つ目のドアの間の座席は5人掛けとなっている。
乗務員室仕切部。乗務員室の扉のガラスは透明なものとなっている(05系の大半は着色ガラス)。
運転台。基本的な構造は05系13次車と同一だが、一部の機器・表示灯の形状や配置が変更されている。左手操作式ワンハンドルマスコン。
なお、2010年7月現在、「JR乗入れ不可」のテプラが貼られている。
行徳駅を発車する、三鷹行きの15000系52F。
東葉高速鉄道線内を走行する15000系。
15000系の回送列車が浦安駅を通過する。
開口幅1,800mmのワイドドアが特徴の、15000系ドア開閉の様子。
15000系のドア上のLCDの表示内容(妙典→行徳 間)。電笛は05系と同一。

15000系走行音(北習志野→船橋日大前)IGBT-VVVF制御で、制御装置は三菱電機製。
CT1-M1'-M2-T-Mc1-Tc-T'-M1-M2'-CT2 (5M5T)の10両編成。
ドアエンジンは空気圧作動式で、戸閉力弱め機構を搭載する。
15000系走行音(船橋日大前→八千代緑が丘)
15000系走行音(北習志野→飯山満)

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