BTSシーロム線
BTS Silom Line


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BTSシーロム線はサナームキラーヘンチャート(国立競技場)〜バーンワー間13駅14.2kmを結ぶ路線である。全区間が地上区間である。ラインカラーは緑。全区間複線(左側通行)で、第三軌条集電方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は沿線にないが、小規模な留置線がバーンワー駅の先にある。

1999年12月5日にサナームキラーヘンチャート〜サパーンタクシン間、2009年5月15日にサパーンタクシン〜ウォンウェンヤイ間、2013年1月12日にウォンウェンヤイ〜ポーニミット間、2013年2月14日にポーニミット〜タラートプルー間、2013年12月5日にタラートプルー〜バーンワー間が開通した。


(路線図:管理人制作)

サラデーン駅に入線する長春軌道客車製電車。
チョンノンシー駅前後の急曲線を走行する。
高層ビル群の間を進む、シーロム線の列車。

サラデーン〜チョンノンシーにて
サナームキラーヘンチャート駅の先の留置線。全ての列車が留置線に一旦入線して折り返す。この先、プランノクまでの延伸計画がある。
サイアム駅を同時発車した、スクンビット線(左)とシーロム線(右)の列車。サイアム駅付近は高架が上下2段式となり、サパーンタクシン方面行き列車が下層、サナームキラーヘンチャート方面行き列車が上層を通る。また、同区間はスクンビット線との方向別複々線となっている。シーロム線の線路がスクンビット線の線路と離れると、すぐに西側の終点のサナームキラーヘンチャート駅に至る。

サナームキラーヘンチャートにて
シーロム線の長春軌道客車製電車(写真右)と、スクンビット線のSiemens製電車。

サナームキラーヘンチャートにて
サイアム駅の外観。ホームは方面別に2層式となっている(上層がサナームキラーヘンチャート行き列車、下層がバンワー方面行き列車)。スクンビット線と対面乗換えが可能。
サイアムに向けて走行する列車。左手前がスクンビット線、右奥がシーロム線の列車。

サイアムにて
サパーンタクシン駅。当駅は駅周辺のスペースの都合上、中間駅にも関わらず単式ホーム(1面1線)となっており、1つのホームに両方面の列車が発着する。スカイトレインで唯一の単式ホームの駅である。
線路はサパーンタクシン駅の前後で単線となっている。
このため同線のボトルネックとなっており、列車の増発を困難にしている。線路・ホームの両側をサートンタイ通り・サートンヌア通りに囲まれており、拡張(ホームや線路の増設)は不可能。
サパーンタクシン駅は原則として上下線の列車が交互に発着する(列車が遅れた場合は、順番が崩れることもある)。双方向の列車が当駅に接近した場合、片方の列車が場内停止で待機することもしばしばある。
サパーンタクシン駅のホームは誤乗防止のため、上下線の列車の停止位置をずらしている。ホームの乗車目標には、当位置に停車する列車の行先の案内が表記されている(上写真)。
但し、ホームは6両編成分の有効長しかないため、4両編成の場合、中央の2両分の乗車位置には両方面の列車が発着する(下写真)。
サパーンタクシン駅のホームの天井に設置されている、到着した列車の行先・進行方向を示すLCD。
2009年に開通した区間を行く列車。沿線には近代的な高層ビルが目立つ。

クルントンブリーにて
2009年に開業したウォンウェンヤイ駅。
ウォンウェンヤイ駅が終着駅だった頃の様子。駅の西側の渡り線を使って折り返していた。高架は既にバンワー方面へ延びている。
ポーニミット駅に入線する上下線の列車。
終点のバンワー駅に入線する列車。
バンワー駅はMRTブルーライン駅との接続駅で、高架同士でクロスしている。写真はシーロム線のバンワー駅のホームから見た、MRTブルーラインのバンワー駅。
バンワー駅のホーム。ホーム中央をMRTブルーラインの高架が横断している。相対式ホームで、乗降ホームは分離。
バンワー駅の先の渡り線で折り返す列車。
バンワー駅の先の高架上には屋根付きの留置線(車両基地)があり、車両を停泊させることができる。
バンワー駅の先の留置線に回送される入庫列車。
2013年1月12日にウォンウェンヤイ〜ポーニミット間、そして2013年2月14日にポーニミット〜タラートプルー間が開通した際には、ウォンウェンヤイより先に渡り線がないことから、ウォンウェンヤイで運行系統を分け、ウォンウェンヤイ以西で片側1線のみを使用したシャトル列車が運行された。1編成によるピストン輸送が行われ、列車運行間隔が開くことから、1列車あたりの輸送量を増やすためにBTS初の6両編成による運行が行われた。BTSの各ホームは開業当初から6両編成分の有効長があるが、実際に6両編成が運行されたのはこの時が初めてである。3両編成のSiemens車両を、2編成併結して運行された。
2013年12月5日にタラートプルー〜バーンワー間が開通した際に通常の運行となり、シャトル列車及び6両編成は消滅した。

ポーニミットにて
ウォンウェンヤイ駅に入線する、6両編成のウォンウェンヤイ〜タラートプルー間シャトル列車。
Siemens車両同士を併結したシャトル列車。この姿は1年弱のみ見られた。
中間駅にも関わらず、駅構内のみ単線となっているサパーンタクシン駅。両方向の列車が、交互に高頻度で入線する。シーロム線増発のネックとなっている。

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チョンノンシー駅前後の急カーブを走行する、サナームキラーヘンチャート(国立競技場)行き列車。

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長春軌道客車製車両が大半を占めるシーロム線で、少数派ながら活躍するSiemens製の車両(行先表示機交換車)。

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BTS最大の駅であるサイアム駅に到着する、サナームキラーヘンチャート行き列車。

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サナームキラーヘンチャート(国立競技場)駅に入線する、当駅始発の列車。

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2013年2月にウォンウェンヤイ〜タラートプルー間が開通した際、同駅間で6両編成(3両+3両)によるシャトル列車が運行された。BTSはの各駅は元々6両編成分の有効長があるが、それが期間限定ではあったが最大限に活かされた。2013年12月にタラートプルー〜バンワー間が延伸開通した後は、シャトル列車は廃止され、通常の4両編成で運行されるようになった。

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ウォンウェンヤイ駅に入線する、シーロム線ウォンウェンヤイ〜タラートプルー間のシャトル列車。BTS初の6両編成で運行した(現在は消滅)。

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ウォンウェンヤイ駅を発車する、シーロム線ウォンウェンヤイ〜タラートプルー間のシャトル列車。2013年にのみ見られた光景で、Siemens製車両を3両+3両で運行していた。

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2013年に期間限定で運行されていた、ウォンウェンヤイ〜タラートプルー間のシャトル列車からの車窓。先頭車両より撮影。6両編成でホームいっぱいに停車するため、停止位置が現在よりも前寄りである。

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2013年に期間限定で運行されていた、ウォンウェンヤイ〜タラートプルー間のシャトル列車の車内の様子。BTSは通常左側通行であるが、シャトル列車は複線のうち1線のみを使ってピストン輸送していたため、この映像では現在は見られない右側通行で走行している。

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サラデーン駅を発車する。

Siemens製車両走行音(サナームキラーヘンチャート→サイアム)IGBT-VVVF制御で、制御装置はSiemens製。
Mc-T-Mc(2M1T)の3両編成。
扉閉時にはドアチャイムが鳴る。
Siemens製車両走行音(ラチャダムリ→サラデーン)
長春軌道客車製車両走行音(サパーンタクシン→クルントンブリー)IGBT-VVVF制御で、制御装置はBombardier製。
Tc-M-M-Tc(2M2T)の4両編成。
扉閉時にはドアチャイムが鳴る。
長春軌道客車製車両走行音(クルントンブリー→ウォンウェンヤイ)
長春軌道客車製車両走行音(サナームキラーヘンチャート→サイアム)

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