台北捷運 中和新蘆線(4号線)
チョンホーシンルー線 / Zhonghe-Xinlu Line

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台北捷運中和新蘆線(4号線)は南勢角(ナンシージャオ)〜大橋頭(ダーチャオトウ)〜迴龍(フイロン)間及び大橋頭〜蘆洲(ルージョウ)間を結ぶ、全26駅31.5kmのY字型の路線である。全区間が地下区間である。全区間複線(右側通行)で、第三軌条集電方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は蘆洲機廠、中和機廠の2箇所。

中和新蘆線は中和線(南勢角〜古亭 間)、新荘線(古亭〜大橋頭〜迴龍 間)、蘆洲線(大橋頭〜蘆洲 間)の3路線の総称である。全列車が直通運転をしており、実質1つの路線として扱われている。

1998年12月24日に南勢角〜古亭 間(中和線全区間)、2010年11月3日に忠孝新生〜大橋頭〜蘆洲 間、2012年1月5日に大橋頭〜輔大 間、2012年9月30日に古亭〜忠孝新生 間、2013年6月29日に輔大〜迴龍 間が開通した。なお、1998年12月24日〜2012年9月29日は、中和線は淡水線と暫定的に直通運転をしていた(うち、1999年11月10日までは淡水まで、1999年11月11日からは北投まで)が、古亭までの新荘線延伸開通に伴い廃止(運行系統変更)された。

列車は6両編成で運転される。使用車両は371型で統一(かつての淡水線・新店線との直通運転時は301型・321型も運行)。運行系統は、南勢角〜迴龍 間を運行する系統と南勢角〜蘆洲 間を運行する系統の2種類。南勢角〜大橋頭 間は両系統の列車が、原則交互に運行される。

新荘線・蘆洲線の区間(古亭駅を除く)は、開業時よりプラットホームスクリーンドア(PSD)が設置されている(台北捷運の鉄輪式軌道の路線では初)。また、中和線区間(古亭駅を除く)は台北捷運で唯一、発車メロディーを採用していたが、2015年5月25日より他の路線と同一のものに改められて消滅した。

(路線図:管理人制作)

迴龍行きの列車。

頂溪にて
迴龍行きの側面行先表示。
蘆洲行きの列車。
蘆洲行きの側面行先表示。
輔大〜迴龍 間開通に伴い、現在は定期列車では消滅した輔大行きの列車。
南勢角行きの列車。写真は、現在は当路線では運行されない301型(中和線が淡水線と直通運転していた頃に撮影)。
中和線の南端駅である南勢角駅。
南勢角駅のコンコース階とホーム。
新荘線・蘆洲線区間のプラットホームスクリーンドア(PSD)。ナブテスコ製。
忠孝新生駅のホーム。1面2線の島式。幅が非常に広く、ホーム北側(迴龍・蘆洲寄り)の方が南側よりも幅が広くなっている。
シールドトンネルを行く中和新蘆線の列車。
東門駅は信義線と対面乗換えが可能な構造となっている(写真左が信義線、右が中和新蘆線のホーム(信義線開通前に撮影))。他、古亭駅も新店線と対面乗換えが出来る。
大橋頭駅。当駅は新荘線と蘆洲線の分岐駅で、1面2線の島式ホーム。両系統の列車が同一ホームに発着する。
大橋頭駅の迴龍・蘆洲方面ホームには、誤乗の注意喚起のステッカーが貼られている。迴龍・蘆洲方面行きの列車は、列車到着時に行先が放送される(南勢角〜大橋頭 間の各駅で実施)。
新荘線・蘆洲線区間のホームには、LED式案内表示及び列車位置表示の装置が開業当初から設置されている。列車位置表示は列車の行先別に矢印の色を分けている。
大橋頭駅の南勢角方面ホームの案内表示器。
中和線区間も、新荘線・蘆洲線との直通開始に伴い同型の案内表示器が設置された。
新荘線の三重駅。当駅は機場捷運との乗換駅で、駅前から機場捷運の高架が見える。
2013年6月29日に開通した迴龍駅のホーム。当駅までの開通により、中和新蘆線の営業区間は全線開通した。
迴龍駅の線路終端部の先は鉄板で覆われている。将来的な延伸ないし他路線との接続を考慮していると思われる。
蘆洲線の終点の蘆洲駅。石を削り出したかのようなホームのベンチがユニーク。
蘆洲駅の改札口。地下だが吹き抜け構造となっており、地上からの光が注ぐ。
古亭〜忠孝新生 間未開通時の暫定的な路線図。
中和線区間(頂溪〜南勢角 間)の各駅は、台北捷運で唯一、発車メロディーが採用されていた(2015年5月24日を以て廃止)。音色は上下線で同一。

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前照灯を点灯して忠孝新生駅に入線する、当駅始発蘆洲行きの列車。忠孝新生〜古亭 間未開業時の映像。

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1駅間の車内の様子(蘆洲行き列車)。ドア上のLED案内表示では、新荘線列車との誤乗防止の為、次駅案内に加えて行先も表示する。

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2駅間の車内の様子。1駅目の大橋頭駅は新荘線との分岐駅であり、誤乗防止の為に列車の行先と乗換案内が放送される。
蘆洲線と新荘線の線路の分岐点は、大橋頭駅から少し離れた地点にある。

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1駅間の車内の様子。蘆洲発忠孝新生行きの列車にて。

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忠孝新生駅行きの三重駅到着〜発車の様子。新荘線・蘆洲線は開業時より全駅にプラットホームスクリーンドア(PSD)が設置されている(台北捷運の鉄輪式軌道の路線では初)。

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中和新蘆線の各駅に設置されているLED式案内表示器の様子(行先案内・列車接近案内・列車現在位置案内)と、到着する当駅止まり(折返し忠孝新生行き)の列車。

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当駅は新荘線・蘆洲線の分岐駅で、同一ホームに新荘線・蘆洲線の両列車が発着する。誤乗防止の為、迴龍・蘆洲方面のホームは列車到着の際、列車の行先案内放送がある(大橋頭〜南勢角の各駅で実施)。 この映像は新荘線 輔大行き(現在は消滅)の列車到着の様子。

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忠孝新生行き(現在は定期列車では消滅)の側面行先表示の様子。中国語・英語表記の切替表示。

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中和新蘆線371型走行音(民権西路→三重国小)IGBT-VVVF制御で、制御装置は三菱電機製。
Mc-T-M+M-T-Mc(6M2T)の6両編成。
扉開閉時にはドアチャイムが鳴る。
中和新蘆線371型走行音(蘆洲→徐匯中学)
中和新蘆線371型走行音(三重国小→大橋頭)
中和新蘆線371型走行音(新荘→輔大(終点))
中和新蘆線371型走行音(丹鳳→輔大)
中和新蘆線371型走行音(南勢角→景安)
中和線301型走行音(景安→永安市場) GTO-VVVF制御で、制御装置はWESTINGHOUSE製。
Mc-T-M+M-T-Mc(6M2T)の6両編成。
扉開閉時にはドアチャイムが鳴る。加速時および減速時の変調音の多さが特徴。
現在は当路線では運行されていない。
中和線発車メロディー 中和線ではJR東日本等を参考に、2002年12月から発車メロディーを導入していた。
メロディーは上下線で同一。2015年5月24日を以て廃止。

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