台北捷運 小南門線(過去の運行系統)
シャオナンメン線 / MRT Xiaonanmen Line

Tweet

台北捷運小南門線(線内シャトル運転)は、松山線開通前まで運行されていた系統である。西門(シーメン)〜中正紀念堂(チョンシェンチーニエンタン)間3駅1.9kmをシャトル運転していた。

2000年8月31日より運行を開始。2013年11月24日の信義線開通日からは、淡水線から新店線方面への直通本数が半減する救済措置として、中正紀念堂より新店線の台電大楼(タイティエンターロウ)まで直通運転するようになった。松山線開通前日の2014年11月14日を以て廃止(松山新店線の一部として吸収)された。

列車は6両編成で運転され、使用車両は371型(以前は321型で運行)であった。2013年11月24日の台電大楼までの直通運転開始前までは全区間複線であるものの単線運転で、1編成が10分間隔でピストン運転をしていた(レールの錆防止の為、日によって運行する線路を入れ替えていた)。台電大楼までの直通運転開始後に複線運転を開始し、最短6分間隔に短縮された。

(路線図:管理人制作)

西門駅に入線する小南門線の321型。321型による運行は2012年に終了した。
小南門線の路線図。駅数はわずか3であった。
小南門線唯一の中間駅である小南門駅のホーム。2013年11月24日の台電大楼駅までの直通運転開始前は、終日片側の線路のみを使用して運行していた。使用されないもう片側のホームの端には柵が立てられている。なお、線路の錆び取りを目的として、使用する線路は時折入れ替えていた。
小南門駅に入線する西門行きの列車。
小南門駅は同一のホームに両方向の列車が到着するため、ホームの壁には次の列車の行先と進行方向を示すLED式案内表示機を設置。
未使用側のホームのLED式案内表示機には「対面のホームからご乗車ください」と表示される(使用するホームは時折入れ替えるため、両側のホームに案内表示機が設置されている)。
ホームの天井付近にも、誤乗防止のために次の列車の行先を示すLED式案内表示機が設置されている。
天井に設置されている液晶テレビには、次の列車の行先と、到着するまでの残り時間などが表示される。
小南門駅の駅名標。両方面併記は珍しい。
中正紀念堂行きの側面行先表示。漢字は5文字までしか入らないので、中正紀念堂行きのみ「往」の表記は省略される。その下のフルカラーLEDはラインカラーを示す。
中正紀念堂行き表示の英語表記。同表示機は漢字表記と英語表記が交互表示される。「C.K.S.」は蒋介石の略(頭文字)。
2013年11月24日より、新店線台電大楼駅までの直通運転開始が開始された。中正紀念堂〜台電大楼 間は新店線・淡水線直通系統との交互運行に変更された。

古亭にて
2013年11月24日の台電大楼駅までの直通運転開始後は、平日のラッシュ時間帯を中心に小南門線内での複線運転が開始され、小南門駅では上下線列車が離合するダイヤが組まれた。西門〜小南門 間の配線の都合上、複線運転時は右側通行・左側通行の交互で運転。
左側通行で小南門駅に入線する台電大楼行き。右側通行が原則の台北捷運で、左側通行が見られるのは当駅と北投駅のみ。
右側通行で小南門駅に入線する台電大楼行き。
台電大楼行きの側面行先表示(中国語・英語の交互表示)。なお、台電大楼行きは2012年9月30日〜2013年11月23日は淡水線直通系統の区間運転(北投〜台電大楼 間)として運転されていたが、2013年11月24日の信義線開通に伴い変更された。
小南門線は全区間が双単線。小南門駅は中間駅であるにもかかわらず、平日のラッシュ時間帯は右側通行と左側通行の交互で上下線の列車が離合する。
誤乗防止の為、列車到着時には番線ごとの行先案内自動放送が流れる。
松山線開通後は解消した。

Full HD Video
左側通行で小南門駅に入線する、台電大楼行き列車。休日や平日の一部時間帯は、当駅での上下線列車の離合は見られない。

Full HD Video

小南門線321型走行音(中正紀念堂→小南門→西門) GTO-VVVF制御で、制御装置はSiemens製。
Mc-T-M+M-T-Mc(6M2T)の6両編成。
扉閉時にはドアチャイムが鳴る。単線運転のため、小南門駅停車中には誤乗防止のために行先を案内する。

「台北捷運(台北MRT)」トップに戻る


Tweet