台北捷運 小碧潭支線
シャオピータン支線 / MRT Xiaobitan Branch Line

Tweet

台北捷運新店線 小碧潭支線は七張(チーツァン)〜小碧潭(シャオピータン) 間2駅1.6kmを結ぶ路線である。うち、小碧潭付近は地上区間となっている。一部複線(右側通行)・一部単線で、第三軌条方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。

同線は当初同車両基地への引込み線として建設され旅客営業は行っていなかったが、後に車両基地付近の住民の旅客輸送の要望が高まったため営業運転を行うこととなった(日本での同様の例として、東京メトロ千代田線北綾瀬支線やJR西日本博多南線等が挙げられる)。2004年9月29日に開通した。小碧潭駅は新店機廠の上にある。

開業時から2006年7月21日までは321型6両で運用されていたが、小碧潭駅のホームの有効長は3両編成分しかないため、6両のうち3両は締め切り扱いとなっていた。2006年7月22日より川崎重工製の371型3両編成での運用に変更された。

(路線図:管理人制作)

夕日を浴びて小碧潭駅付近の単線高架区間を行く371型。奥が小碧潭駅。
高架から地下に向かって急勾配を下る七張行き列車。
上写真の反対側、地下トンネルを出て小碧潭に向かう371型。車両の横の防音壁の向こうに新店車両基地(新店機廠)へ続く複線の線路がある。
小碧潭駅に向けて勾配を上る371型。
小碧潭駅に入線。
小碧潭駅に到着した371型と、車止め。同線は地上区間は単線となっている。
七張寄り先頭車はオールロングシート。新北投支線の371型と3両の車内の構成は同一だが、編成の向きが逆である。
中間車は台北捷運標準の、ロングシートとクロスシートを組み合わせた「非」字型の配置。小碧潭寄り先頭車は車端部と中央2箇所のドアの間にしか座席が設けられておらず、その他は立ち席スペースとなっている。
ドアエンジンは電気式となった(従来車は空気式)。
321型6両編成で運転されていた頃の小碧潭支線。小碧潭駅はホームが3両編成分しかないため、残りの3両はホームからはみ出した状態で停車していた。七張方3両には乗車不可であった。
小碧潭駅に停車中の321型をホームから。ホーム長が足りず、ホームからはみ出して停車しているのが分かる。
小碧潭支線321型の車内。淡水線新北投支線のように3両編成で運転するのではなく、前3両は締め切り・乗車不可という方法をとっていた。
小碧潭站の出入口。地上は新店車両基地(新店機廠)となっている。
新店車両基地(新店機廠)。車両基地からは新店線の321型が出庫中。
新店車両基地(新店機廠)から出庫する新店線(本線)321型。右の防音壁付き高架が小碧潭支線。
七張駅に入線する小碧潭支線321型。七張駅は新店線本線とホームを共用。小碧潭支線の列車は七張駅到着後乗客を全員降ろし、七張駅北側にある折り返し線に回送される。
小碧潭支線の時刻表。ピストン運転を行っているため、1時間に4〜5本の間隔で運転している。七張〜小碧潭間の所要時間は約4分。

小碧潭支線371型走行音(小碧潭→七張) 三菱製のVVVF装置を採用した、IGBT-VVVF制御である。

「台北捷運(台北MRT)」トップに戻る


Tweet