台北捷運 淡水信義線(2号線)
タンシュイシンイー線 / Tamsui-Xinyi Line

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台北捷運淡水信義線(2号線)は淡水(タンシュイ)〜象山(シャンシャン)間27駅29.6kmを結ぶ路線である。うち、淡水〜圓山 間が地上区間である。全区間複線(右側通行)で、第三軌条集電方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は北投機廠。

淡水信義線は淡水線(淡水〜中正紀念堂 間)及び信義線(中正紀念堂〜象山 間)の2路線の総称である。全列車が直通運転をしており、実質1つの路線として扱われている。

1997年3月28日に淡水〜中山 間、1997年12月25日に中山〜台北車站 間、1998年12月24日に台北車站〜中正紀念堂 間、2013年11月24日に中正紀念堂〜象山が開通した。なお、淡水線は信義線、松山線が開通するまで、中和線、新店線と暫定的に直通運転をしていた。中和線との直通運転は1998年12月24日から2012年9月29日まで、新店線との直通運転は1999年11月11日から2014年11月14日まで行われていた。

淡水線は従来の台鐵淡水線(台北〜北投〜淡水 間、北投〜新北投 間)を捷運化の決定を受けて1988年7月15日に廃止にしたのち、捷運の路線として再建設された。路線の地上区間(淡水〜圓山 間)は台鐵淡水線時代の用地を使用している。

列車は6両編成で運転される。使用車両は301型・381型。運行系統は、全区間を運行する系統と北投(ペイトウ)〜大安(ターアン)間を区間運行する系統の2種類。

象山〜中坡 間1.5kmの延伸工事が進められている。

(路線図:管理人制作)

淡水信義線で活躍する301型。301型は台北捷運開業時より運行されており、現在は全22編成が淡水信義線に集中配置されている。

石牌にて
淡水信義線の381型。16編成が運用されている。

士林にて
北投行きの301型。

士林にて
淡水信義線の地上区間を行く、象山行きの381型。

石牌にて
淡水信義線の終点の淡水駅。背後に見える山は、淡水河を挟んで対岸の観音山。
淡水駅を発車する列車。当駅は1面2線で、通常は両ホームから交互に列車が発着する。

淡水〜紅樹林にて
關渡隧道を抜けて關渡駅に入線する381型と301型。
台北捷運で最大級の規模を誇る車両基地である北投機廠。淡水信義線の全車両が所属する。また、車両基地のほかに工場の機能も有し、木柵線・内湖線を除く全車両の大規模な修繕工事・改造工事も行う。復興崗駅には同車両基地の職員専用の改札口が存在する。
忠義駅付近から分岐する、北投機廠への出入庫線。

復興崗〜忠義にて
中正紀念堂駅に入線する、象山発北投行きの列車。当駅は淡水線と信義線の境界駅。
中正紀念堂駅では新店線・小南門線の列車と対面乗換えができる。
東門駅。上下線が2層構造となっており、信義線 中正紀念堂方面と中和新蘆線 迴龍・蘆洲方面、信義線 象山方面と中和新蘆線 南勢角方面の組み合わせでそれぞれ対面乗換えができる。
大安森林公園駅。
大安駅。文湖線との接続駅。
信義安和駅。
台北101/世貿駅。世界的に有名な超高層ビル「台北101」(高さ509.2m)の目の前に位置し、駅とビルを直結する連絡通路も整備されている。
台北101/世貿駅のホーム。ホームの幅は広めに設計されている。
象山駅。
信義線を走行する列車の車内のLED式案内表示。台北101は台北の主要観光スポットであるにも関わらず、信義線開通まで鉄道でのアクセスが不便であった。
信義線区間は全駅にプラットホームスクリーンドア(PSD)が開業時より整備されている(淡水線の駅として先に開業した中正紀念堂駅は、可動式ホーム柵が2013年に整備された)。
信義線区間のホームには、LED式案内表示及び列車位置表示の装置が開業当初から設置されている。
381型の象山行き表示。
301型更新車の象山行き表示。
381型の北投行き表示。
北投発大安行きの区間運行列車の301型の前面行先表示。2014年11月の松山線開業後より路線番号が定められ、前面には行先に加えて路線番号も表示される。
381型の大安行き表示。
2015年12月19日から淡水信義線に導入された列車接近メロディー。上下線ともメロディーは同一。民権西路駅にて。

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両渡り線をクロスして淡水駅に発着する列車。1面2線の終点で、列車は基本的に交互に発着する。

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始発駅の淡水駅を発車する、象山行きの301型電車。

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石牌駅に入線する381型電車。381型は淡水信義線と松山新店線で運行されている。

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外観・内装更新に加えて2013年よりVVVF制御装置がGTO素子からIGBT素子のものに更新された301型。新しいVVVF制御装置はBombardier製。

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Bombardier製IGBT-VVVF制御に更新された301型003-004編成。

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山をバックに士林駅に入線する、北投行きの381型。

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北投駅を発車する、当駅始発台電大楼行きの列車。

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離合する淡水線の新旧列車。

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駅に発着する301型を真横から撮影。変調が非常に多いGTO-VVVFの磁励音を響かせる。

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2つの行先の列車が交互発着する為、駅のLED式案内表示器では先発列車と次発列車の案内を交互に中国語・英語で表示する。 北投〜台電大楼 間を運行する系統は2012年9月30日〜2013年11月23日のわずか1年強の間のみ運行された。

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信義安和駅に入線する、象山行きの381型。

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台北101/世貿に到着〜発車する、北投行きの列車。当駅の壁にはLEDを用いたイルミネーションが設置されている。

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2012年9月30日〜2013年11月23日のわずか1年強の間のみ運行されていた北投〜台電大楼 間を運行する系統。赤文字での台電大楼行き表示は現在は見られない。

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淡水信義線301型走行音(象山→信義安和) GTO-VVVF制御で、制御装置はWESTINGHOUSE製。
Mc-T-M+M-T-Mc(6M2T)の6両編成。
扉開閉時にはドアチャイムが鳴る。加速時および減速時の変調音の多さが特徴。
淡水信義線381型走行音(象山→大安) IGBT-VVVF制御で、制御装置は三菱電機製。
Mc-T-M+M-T-Mc(6M2T)の6両編成。
扉開閉時にはドアチャイムが鳴る。
淡水信義線381型走行音(石牌→ロ其哩岸)

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