台北捷運 松山新店線(3号線)
ソンシャンシンティエン線 / Songshan-Xindian Line

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台北捷運松山新店線(3号線)は松山(ソンシャン)〜新店(シンティエン)間19駅19.4kmを結ぶ路線である。全区間が地下区間。全区間複線(右側通行)で、第三軌条集電方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は新店機廠。

松山新店線は松山線(松山〜西門 間)、小南門線(西門〜中正紀念堂 間)、新店線(中正紀念堂〜新店 間)の3路線の総称である。全列車が直通運転をしており、実質1つの路線として扱われている。

1998年12月24日に中正紀念堂〜古亭 間、1999年11月11日に古亭〜新店 間、2000年8月31日に西門〜中正紀念堂 間、2014年11月15日に松山〜西門 間がそれぞれ開通した。なお、新店線は松山線が開通するまで(開業時〜2014年11月14日)、淡水線と暫定的に直通運転をしていた。

列車は6両編成で運転される。使用車両は371型と381型。運行系統は、全区間を運行する系統と松山〜台電大楼(タイティエンターロウ)間を区間運行する系統の2種類。

(路線図:管理人制作)

松山新店線で活躍する371型。当路線の主力車両で、19編成が運行されている。

小南門にて
381型。松山新店線では8編成が運行されている。
松山線区間は全駅にプラットホームスクリーンドア(PSD)が開業時より整備されている(小南門線の駅として先に開業した西門駅を除く)。

南京復興にて
松山線区間のホームには、LED式案内表示及び列車位置表示の装置が開業当初から設置されている。
371型の松山行き表示。
381型の松山行き表示。
381型の台電大楼行き表示。松山新店線は全区間を運行する系統と松山〜台電大楼間を区間運行する系統が、ほぼ交互に運行されている(23時以降は全区間運行のみ)。
松山駅の台鐵駅への連絡通路にはLEDを用いた巨大なパブリックアート「河流彎曲之處、域見繁花光穹」(川の流れが合流する場所で、満開の花と光のドームが出会う)がある。幅21.8m×長さ12.4m。上部は次々と色が変わる。
松山駅のパブリックアートには約5万のLEDとクリスタルガラスが使用されている。
松山駅のホーム。1面2線。
南京三民駅。
台北小巨蛋駅。駅名の通り、台北アリーナ(台北小巨蛋)の最寄り駅である。
台北アリーナと台北小巨蛋駅の2番出入口。
南京復興駅。文湖線との接続駅である。
松江南京駅の端から見た、松山行きの列車。
松江南京駅。2面2線の相対式ホームで、中和新蘆線との接続駅である。両線のホームは地下で十字状になっており、松山新店線の方が上層にある。
松山新店線開通前の松江南京駅。壁の奥が松山新店線のホームである(下層の中和新蘆線の方が先に開通したため見ることが出来た光景である)。
中山駅。淡水信義線との接続駅である。ホームの北門寄りは天井が高い。
北門駅。2面2線の相対式ホームである。
北門駅のホームから反対側のホームに停車中の列車を見る。上下線の軌道の間隔は少し離れている。
北門駅のコンコース。一部の床がガラス張りになっており、その下には駅建設時に発掘された、日本統治時代の下水道設備等の遺跡が展示されている。
小南門駅。かつて小南門線内のシャトル運行のみ運行されていた頃は本数も少なかったが、松山線開業により運行本数が大幅に増加し、利便性が向上した。
小南門駅に入線する松山行きの列車。
古亭駅。中和新蘆線と対面乗り換えが出来る。
2016年1月23日から松山新店線に導入された列車接近メロディー。ショパンのノクターン(夜想曲)第2番 変ホ長調 Op.9-2をアレンジしたものが使用されている。上下線ともメロディーは同一。中山駅にて。

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松山駅を発車する新店行きの371型。松山線は西門駅を除いて開業時から全駅にプラットホームスクリーンドア(PSD)が設置されている。

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南京三民駅に入線〜発車する松山行きの371型。松山線は西門駅を除いて開業時から全駅にプラットホームスクリーンドア(PSD)が設置されている。

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中山駅を発車する、松山行きの381型。側面のLED式行先表示器の形状と車体腰部の帯の配置が381型と他の車両形式との識別点。

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1駅間の車内の様子。外国人乗客の利便性向上のため、2015年12月より自動放送の言語の順番を、従来の北京語(國語)、台湾語、客家語、英語の順から北京語、英語、台湾語、客家語の順に変更した。

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2駅間の車内の様子。2015年8月23日より乗換駅と終点駅到着時に車内チャイムが導入された。自動放送の前に流れる。

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1駅間の車内の様子。2015年12月までは北京語(國語)、台湾語、客家語、英語の順に放送を行っていた(現在は英語を2番目に変更)。

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1駅間の車内の様子。次駅案内放送に加えて、乗り換え案内放送が流れる。台北捷運では松山線の開通に合わせて各路線に路線番号を振り、英語案内では路線番号でしか案内しなくなった。但し、駅ナンバリング導入により早くも路線番号での案内はやめ、代わりにラインカラーにちなんだ路線記号で案内する予定である。 現在、乗換駅到着前には車内チャイムが流れる。

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小南門駅に発着する上下線の列車。当駅は2000年8月31日に小南門線(西門〜中正紀念堂)の駅として開業後、暫くは単線運転をしており4か月に一度、使用するホームを入れ替えていた。2013年11月24日からは朝夕ラッシュ時に双単線運転により右側通行と左側通行の交互で列車を運行。2014年11月15日の松山線開業後は通常の右側通行で進行方向が固定された。

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小南門駅に入線〜発車する、松山行きの371型。当駅は2000年8月に開業したが、松山線開業までは小南門線区間のピストン運転のため列車本数が少なかった(2013年11月24日以降は西門〜台電大楼間の運転に延長)。松山線開業時に列車本数が大幅に増加し、利便性が向上した。

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松山新店線371型走行音(松江南京→台北小巨蛋) IGBT-VVVF制御で、制御装置は三菱電機製。
Mc-T-M+M-T-Mc(6M2T)の6両編成。
扉開閉時にはドアチャイムが鳴る。
松山新店線381型走行音(松山→西門) IGBT-VVVF制御で、制御装置は三菱電機製。
Mc-T-M+M-T-Mc(6M2T)の6両編成。
扉開閉時にはドアチャイムが鳴る。
(松山線区間全区間録音)

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