中国国家鉄路集団(中国国鉄) CRH2A型

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実車紹介 JR東日本のE2系1000番台新幹線電車をベースに設計された、中国高速鉄道「和諧号」用の車両。2006年〜2017年に8両編成491本(3,928両)が製造され、うち最初の3編成は川崎重工で製造された。
当サイト内実車紹介ページ 「CRH2−車両外観」
種車(改造元模型車両)
KATO 10-278「E2系1000番台 新幹線「はやて」 4両基本セット」・10-279「E2系1000番台 新幹線「はやて」 6両増結セット」
製作数 8両編成1本(2019年製作)
加工箇所 ・塗装の変更(車体)
・先頭車屋根上へのアンテナの設置
・パンタグラフの交換

■実車
CRH2A型のトップナンバーである2001編成。2006年に川崎重工で製造された。通常は「公務車」として運行されており、滅多に見ることが出来ないが、偶然にも撮影することが出来た。各車両の撮影もでき、この編成を模型化のモデルにすることとした。

以下、2014年5月2日 北京にて
ZE 200101(1号車)。
(Tc)
ZE 200102(2号車)。
(M)
ZE 200103(3号車)。
(M)
ZE 200104(4号車)。
(Tp)
ZEC 200105(5号車)。
(T)
食堂車と二等座車の合造車である。
ZE 200106(6号車)。
(Mp)
ZY 200107(7号車)。
(M)
この車両のみ編成唯一の「一等座車」である。
ZE 200100(8号車)。
(Tc)

■製作した模型
KATOのE2系1000番台を購入。基本+増結の10両分を用意したが、E2系1000番台が10両編成であるのに対し、CRH2Aは8両編成。7・8号車を除いた8両を改造した。
改造前のE2系1000番台。先に前照灯のみを白色LEDに交換(友人に委託)。
屋根上の滑り止め塗装部分のみマスキング。その他の部分を白で塗装する。
中間車塗装の様子。
先頭車は滑り止めの長さがE2系1000番台よりも先頭寄りに長いため、新たに滑り止め塗装をし直す。
(中間車もE2系1000番台とCRH2A型では滑り止め塗装の位置が若干異なるが、作り分けは割愛)
CRH2Aの屋根上には無線機とGPSのアンテナが搭載されている。エバーグリーン製の平棒(3.2×0.75)で連続台座を作り、その上の個別アンテナはKATOの列車無線アンテナのAssyパーツ(Z03N0240)で代用した。
製作したアンテナ群を屋根上に仮置きしたところ。
車体の帯及び各種表記は、「zorome planning」が製作した「CRH2タイプお手軽作成デカール」を使用。
同デカールをスキャンし、予備を作成(エーワン合同会社の「転写シール透明タイプ」を使用)。
デカールを貼り付けてゆく。
先頭車へのデカール貼付を終えたところ。
CRH2型に使われている欧州式の大型シングルアームパンタグラフの模型は、日本では滅多に出回っていないため、形状が類似している鉄道コレクションの富山ライトレールのパンタグラフを転用(パンタグラフ周りの配線は未完)。
製作完了。延べ8日間で仕上げた。
編成を組んだところ。
以前中国で購入した、CRH2A型のディスプレイモデルと並べる。
レンタルレイアウトを走行するCRH2A型。

「鉄道模型・レンタルレイアウトのお店 PLUS PORT」様にて
JR東海の700系新幹線と並べてみた。実車は決して並ぶことはないが、塗装的には思った以上に違和感がない並びとなった。

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