ミャンマー国鉄元 のと鉄道NT100形

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のと鉄道NT100形は同鉄道の開業にあわせて1987年〜1988年に13両、また、七尾線移管にあわせて1991年に13両の計26両が製造された。製造会社は富士重工で、同社標準のLE-DC。車両寸法は長さ16,500mm×幅3,090mm×高さ3,890mm。最高速度は80km/h。車体は鋼製。

七尾線の部分廃止、能登線の廃止、後継のNT200形の導入に伴い2001年〜2006年にかけて順次廃車となった。うち、15両(NT101・NT103・NT105・NT106・NT109・NT112・NT121・NT122・NT124・NT125・NT126・NT130・NT131・NT132・NT133)がミャンマー国鉄に譲渡された。現地到着後、ステップ設置、車軸の改造、冷房装置の撤去、車体高さの切り詰め(一部車両を除く)、塗装の変更、トイレ周りの改造等の改造が施された。

2006年より営業運転を開始した。RBE2516・RBE2517・RBE2536(元 NT121・NT131・NT132)の3両は、現在ミャンマー国鉄幹部の管内視察等で使用されるVIP用車両として使用されている。


【新旧車両番号対照表(のと鉄道時代→ミャンマー国鉄、の順に表記)】
NT101:RBE2512
NT103:RBE2513
NT124:RBE2514
NT125:RBE2515
NT121:RBE2516
NT131:RBE2517
NT122:RBE2518
NT109:RBE2519
NT106:RBE2520
NT112:RBE2521
NT105:RBE2522
NT133:RBE2523
NT126:RBE2527
NT130:RBE2528
NT132:RBE2536

RBE2512(NT101)。NT100形のトップナンバーである。車体高さの切り詰めは行われておらず、原形を保っている。塗装はRBE標準のクリームと赤のツートンカラー(のと鉄道時代の塗装のままの車両は皆無)。

Yangon Repair Shopにて
DRCに留置中のRBE2512。
コンピューター大学支線運用に就くRBE2513(NT103)。2013年8月はRBE2573(JR四国キハ47 503)との2両編成を組んでいた。

Computer Universityにて
正面から見たRBE2513。スノープラウも存置されている。車体高さの切り詰めは行われていない。
RBE2513の側面の車両番号表記と検査表記。PZT=Pazundaung(PaZunTaung)の略。
Computer University駅にてJR北海道のキハ48形(RBE2588+RBE2589)と並ぶ。
NT100形の特徴である、上部前照灯の間にあるタイフォン。
RBE2513の車内の様子。壁や天井が黄色に塗装されている。
RBE2513の運転台周り。
運賃表示器も残存している。
RBE2513の運転台。
RBE2518(NT122)。車体高さの切り詰めが行われている(RBE2516以降の車両に実施?)。

DRCにて
RBE2519(NT109)。再塗装された直後のようだが、何かと衝突したのか連結器周りが破損し、Yangon Repair Shopに入場していた(2013年4月)。車体高さの切り詰めが行われている。
RBE2519。

DRCにて(2014年12月)
RBE2522(NT105)。

DRCにて
RBE2527(NT126)。2013年4月時点では、トレーラー(付随車)として使用されていた。

Toe Gyaung Kalayにて
RBE2527と、動力車のRBE2577(元 松浦鉄道MR-111)。

Toe Gyaung Kalayにて
ティラワ港線を行くRBE2527+RBE2577。

Ohkposuにて
RBE2527の車内の様子。車体高さが切り詰められており、つり革の位置が低くなり、ロングシートの背ずりも低く改造されている。
RBE2527の運転台。
RBE2528(NT130)。

Pyinmana Locomotive Shedにて
RBE2521(NT112)。2006年の水害時に脱線して破損し、長期間留置されている。

DRCにて
RBE2516・RBE2517・RBE2536(NT121・NT131・NT132)の3両はVIP用車両に改装され、Pyinmana Locomotive Shed(Pyinmana機関区)に配置されている。写真は簡易食堂車となったRBE2516。VIP車標準色を纏っている。
RBE2516の車番表記。外板はVIP車だけあって、ピカピカに磨き上げられている。
RBE2516の車内の様子。3分の1ほどのスペースにキッチンが設けられた。
キッチンの内部。ガス台と棚が設けられており、簡単な調理を行うことが出来る。
RBE2516のキッチンの反対側。ボックスシート2組とロングシートが配置されている。
VIP用寝台車に改造されたRBE2517(NT131)。
RBE2517の車内。寝台個室が3室設けられ、側廊下式になっている。
寝台個室。木製のベッドが1室あたり2台、枕木方向に設置されている。読書灯やコンセントも完備。個室のレイアウトに合わせて、窓も一部が閉塞されている。
車端部にはシャワールームも設けられた。
「VIP Upper」と名付けられたRBE2536(NT132)。
RBE2536の車両番号表記。
RBE2536の車内の様子。2人掛け+1人掛けの新品のリクライニングシート(インド製)が配置されている。
車端部には中国製の液晶テレビを設置。
トイレは和式から洋式に改造された。
新設されたデッキとの仕切り。脇には手洗器が設けられた。
■日本時代の記録
NT125(現:RBE2515)。

九里川尻にて2004年7月25日撮影
NT125。

沖波にて2004年7月25日撮影
NT125。

藤波にて2004年7月25日撮影
輪島行きのNT122(現:RBE2518)。穴水〜輪島 間は2001年3月31日限りで廃止となった。

穴水にて2001年1月4日撮影
輪島駅に停車中の、七尾行きNT122。

2001年1月4日撮影
NT109(現:RBE2519)。

沖波〜甲にて2004年7月25日撮影
NT106(現:RBE2520)。

藤波にて2004年7月25日撮影
松波駅を発車するNT106。

2004年7月25日撮影
七尾へ向けて走り去るNT106。

松波〜九里川尻にて2004年7月25日撮影
蛸島行きのNT106。

九里川尻にて2004年7月25日撮影
NT105(現:RBE2522)。

松波にて2004年7月25日撮影
終点の蛸島に到着したNT105。方向幕を回転中。

2004年7月25日撮影
NT105の車内の様子。
穴水駅にて待機するNT130(現:RBE2528)(写真右手前)。

2004年7月25日撮影
甲駅に停車中のNT130。

2004年7月25日撮影
蛸島へと向かうNT130。

甲にて2004年7月25日撮影
能登線の有名撮影ポイントであった間島橋梁を渡るNT130。

藤波〜波並にて2004年7月25日撮影
七尾駅で発車を待つNT132(現:RBE2536)。
2005年9月13日、名古屋港大江埠頭まで甲種輸送されてきたNT101・NT103・NT124・NT125の4両。
大江埠頭到着後、早速横持ち・船積みに向けての整備が開始された。

大江埠頭にて(以下、許可を得て撮影)
NT101(現:RBE2512)。
NT103(現:RBE2513)。
同車は2004年7月から能登線廃止の2005年3月31日まで「NOTo-EXPRESS(ノットエクスプレス)」として運行され、車体が黒塗りに変更された。車体側面に書かれていた「NOTo-EXPRESS」の文字が消え、黒一色となった。
NOTo-EXPRESSの文字を剥がした跡。
NT103の台車。
NT124(現:RBE2514)。
NT125(現:RBE2515)。
NT100形と、対岸の名古屋港イタリア村(2005年4月開園、2008年5月閉園。写真撮影時は営業していた)。
NT103とNT124の連結部。

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