真岡鐡道モオカ63形は1988年〜1993年に製造された車両である。モオカ63-1〜モオカ63-11の11両が製造された。製造会社は富士重工。富士重工標準のLE-CarIIで、前面は貫通仕様。車両寸法は長さ15,500mm×幅3,040mm(最大幅)×高さ3,550mm。最高速度は80km/h。車体は鋼製。エンジンはLE-CarII標準の日産ディーゼル(現:UDトラックス)製ではなく、小松製作所製。 2002年〜2006年に後継のモオカ14形に置き換えられ廃車となった。うち、モオカ63-1とモオカ63-11の2両が2007年にミャンマー国鉄に譲渡された。現地到着後、ステップ設置、車軸の改造、冷房装置の撤去、塗装の変更等の改造が施された。ミャンマー国鉄での車両番号は、モオカ63-1が「RBE2535」、モオカ63-11が「RBE2534」。 2007年秋に竣工し、Mawlamyaing近郊で営業運転を開始した。 |
Yangon Repair Shop(Yangon工場)内で修理待ちのRBE2534(元 モオカ63-11)。 | |
車内の様子。修理のため部品が外され、座面が散乱している。 | |
運転台。 | |
Yangon Repair Shop(Yangon工場)内で修理待ちのRBE2535(元 モオカ63-1)。RBE2550(元 松浦鉄道MR-204)と連結している。 | |
■日本時代の記録 | |
真岡駅で並ぶ、モオカ63-1(左)とモオカ14-4(右)。 | |
茂木駅に到着したモオカ63-6+モオカ63-1。 | |
モオカ63-1の車両番号表記。 | |
側板にはリベットがある。 | |
レトロな車側表示灯。 |