ソウル市メトロ9号線

開花駅付近の地上区間を行くソウル市メトロ9号線9000系。

ソウル市メトロ9号線株式会社(ソウルシメトゥロクオソン チュシクフェサ)はソウル地下鉄9号線を運営している鉄道事業者である。当路線はソウルの地下鉄で初めてBTO方式(Build-Transfer-Operate)を採用しており、民間企業であるソウル市メトロ9号線株式会社が路線の建設と運営(30年間)を担当し、ソウル特別市が路線の所有権を持つ。なお運営に関しては、ソウル市メトロ9号線株式会社は路線の管理のみを担っており、実際の路線の運営は「ソウル9号線運営株式会社」に委託している。
民間企業である故に独自採算を取る必要があることから、運賃は当初、首都圏電鉄の他の路線とは異なる運賃体系(初乗り1,400ウォン、Tマネーの場合100ウォン引き)を採用する予定であった。しかし、ソウル特別市側は首都圏電鉄としての一体的運用の必要性から首都圏電鉄と同一の運賃体系とすることを主張し、長期間の協議の結果、最終的にソウル特別市側の案で決着した。但し、必要な際には再協議ができるとしている。
他路線との乗換駅には、乗換え通路上に連絡改札口が設置されているが、これは他路線の鉄道事業者との公平な運賃収益分配のために乗換客の移動経路の情報収集をするためのものであるため、通過しても運賃計算には影響を及ぼさない。なお、金浦空港駅は空港鉄道の乗り場との間には連絡改札口が設置されていない。また、鷺梁津駅は2012年まで広域電鉄1号線(京釜電鉄線)とは改札外連絡(地上連絡)であるが、Tマネー利用者でかつ30分以内に乗り換えれば通し運賃で計算される(1回乗車券の場合は通し運賃とはならず、別途初乗り運賃が必要となる)。

ソウル地下鉄9号線 公式サイト(韓国語):http://www.metro9.co.kr/
ソウル地下鉄9号線路線図(韓国語):http://www.metro9.co.kr/jsp/guide/gu_info.jsp

9号線

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