ソウル地下鉄2号線新型車両登場

2005年夏、ソウル地下鉄2号線乙支路循環線に新型車両(新2000系)がデビューした。老朽化が進んでいる従来の2000系置き換え用で2005年8月現在では3編成導入済み。今後も順次投入されていく見込みだ。同形式は韓国鉄道公社5000系トングリをベースとしており、IGBT-VVVF制御、5M5Tの10連となっている。

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九宜に入線する2号線新型車両、新2000系。
新亭車両基地から出庫する新2000系。
新亭車両基地で保存車の1号線初期抵抗車1001F(左)と並ぶ新2000系。まさにソウル地下鉄公社(現 ソウルメトロ)最古車と最新車の並び。
新亭車両基地内を走る新2000系。行先表示が通常の営業運転では見られない「市庁」行き。
上から見下ろした新2000系。
新2000系車内。UVカットの大きな側窓とステンレス座席が目をひく。
1車両あたり2箇所*4台の計8台設置されている大型液晶モニター。モニターでは次駅案内、乗換案内(韓国語・英語)のほか番組など(音声なし)も放映される(写真撮影時に放映していたのは「世界の地下鉄」(?)で、日本の103系の映像なども放映されていた。)。さらにモニターの左右には次駅のドア開閉側を示すランプも設置されている。
ドア上にはマップ式次駅案内装置が千鳥配置で設置されている。
マップ式次駅案内は出発駅を緑LED、次駅を黄LED、進行方向を赤LEDで表示しており非常に分かりやすい。本線である環状線のほか、2本の支線も対応している。
車椅子スペース。車端の側窓は開閉可能。
製造メーカー「ROTEM」の銘板。
側面のLED式行先表示機。韓国語・英語を交互に表示する。(写真は誤表示で、営業列車にも関わらず試運転表示になっている)

ソウル地下鉄新2000系走行音(新大方→九老デジタル団地)三菱電機製のIGBT-VVVF制御装置を採用している。
ソウル地下鉄新2000系走行音(方背→舎堂)

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