1968年11月29日に全廃されたソウルの市電(路面電車)の車両が、現在「国立ソウル科学館」と「オリニ大公園」に保存されている。車両はいずれも日本製(「オリニ大公園」のものは日本車両製、「国立ソウル科学館」のものはメーカー不詳)である。 関連ページ:ソウル市電381号 復元 |
「国立ソウル科学館」に保存されているソウル市電300形363号。状態はよい。車両塗装は登場時のものであるとのこと。 | |
側面の車番表記と台車。 | |
前照灯の横にある社紋。 | |
ビューゲル。 | |
車内の様子。座席が木製化されている。状態はよいが、一般に公開しているためか、壁に落書きがあるのは残念だ。 | |
マスコンは撤去されている。 | |
現役時のソウル市内電車の路線図。 路線図部分の拡大はこちらをご覧ください。 | |
「オリニ大公園」に保存されている300形381号。塗装は戦後の、白と濃緑のツートンカラー。日本車両製(車両横の解説板より)。 | |
日帝時代の蒸気機関車・客車とあわせて保存されている。雨ざらしのため、車体状態はあまりよくない。 | |
台車。 | |
塗りつぶされた381号の車番表記。 | |
300形の特徴であるアーチ状の窓枠。 | |
ビューゲルは撤去されている。 | |
車内の様子。天井の一部が腐食により抜け落ちそうな状況であり、状態は悪い。車内は一般公開していない。 | |
【おまけ】映画撮影用に新造された、ソウル市電を模したバッテリー駆動の路面電車。日帝時代を再現した韓国の映画村「ファンタスティックスタジオ富川」にあり、実際に客を乗せてスタジオ内を運転する。 ※「ファンタスティックスタジオ富川」についてはこちらをご覧ください。 |