現代ロテム昌原工場観察
(2008年8月版)

慶尚南道の昌原(チャンウォン)市に位置する現代ロテム(ヒョンデロテム / 現代ROTEM)昌原工場は、韓国最大の鉄道車両製造工場である。2007年12月に社名をロテム(ROTEM)から現社名に変更した。
2008年8月の工場の様子を紹介する(全て敷地外から撮影)

工場内の様子。国内外向けの製造中の車両が数多く留置されている。
ソウル地下鉄9号線9000系、ソウルメトロ新2000系、アイルランド向けの気動車の中に、製造中のKTX-IIの2両の姿が確認できる(写真右上)。その他、8200形電気機関車(写真左)、トルコ・イスタンブール向けLRTの車両(写真中央)も並んでいる。
空港鉄道2000系の試作車。車両番号はなく、車体中央にROTEMのロゴマークが入り、社名のロゴマークも「I'REX」のままであることから、納入はしないと思われる(車体製造試作車?)。なお、第1期分の2000系の納入は2006年8月までに全て完了している。
その手前のビニールを被った車両はインド・デリー地下鉄向けステンレス車両で、こちらも2年以上同じ場所に留置されていることから、納入しない試作車両と思われる。
空港鉄道2000系の試作車と、ソウルメトロ新2000系(2次車)の妻面。
通電試験を行うソウルメトロ新2000系(2次車)。
ソウル地下鉄9号線向けの9000系。
空港鉄道1000系・2000系の前面デザインに似た車両。輸出車両?
アイルランド向け気動車とトルコ向け気動車。
六角形のステンレス車体。納入先は不明(恐らく海外向け)。
工場内のスイッチャー。
社名変更に伴い書き換えられたロゴマーク。
新昌原駅構内に留置されている、製造中のソウルメトロ新2000系(265F、266F、272F)。右側の272Fはスカートが未設置の状態。
側扉にはまだ帯のステッカーが貼られていない状態で留置されている、新昌原駅構内のソウルメトロ2000系(266F)。
ソウルメトロ新2000系(266F)。
アルミ車両試作車(「標準中型電動車」の2次試作車?)も依然として留置されている。その手前の2両はソウル地下鉄9号線9000系。

関連ページ:ROTEM昌原工場

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