空港鉄道 開業前レポート

空港鉄道(コンハンチョルト)は仁川国際空港(インチョンクッチェコンハン)〜金浦空港(キンポコンハン)間37.6kmを結ぶ路線で、2007年3月の開通を目指して2006年8月現在、開業に向けた準備・試運転が着々と行われている。今回開業区間に設けられる駅は、仁川国際空港、空港貨物庁舎(コンハンファムルチョンサ)、雲西(ウンソ)、黔岩(コマム)、桂陽(ケヤン)、金浦空港の6駅で、「一般列車」と呼ばれる各駅停車は始発から終点までを30分、「直通列車」と呼ばれる特急列車(途中駅無停車)は25分で結ぶ計画だ。また、金浦空港〜ソウル駅 間20.7kmの建設工事も行われており、こちらは2010年開通予定。
ここでは、2006年8月13日の空港鉄道の龍遊車両基地、仁川国際空港駅、永宗大橋等の整備状況などを紹介する。

空港鉄道HP(韓国語):http://www.arex.or.kr/index.jsp

仁川国際空港駅の先(徳橋洞)にある空港鉄道の龍遊(ヨンユ)車両基地。「一般列車」に使用される2000系が留置されているのが見える。

車両基地へは仁川国際空港及び東仁川駅から306番バス「往里海水浴場」行きで「舞衣島入口」下車。
車両基地内の2000系電車。
別角度から。まだ工事中のため、車両基地周りは工事用の柵で覆われている。
車両基地の裏側。
入替用のスイッチャーの姿も見える。
仁川国際空港駅外観。下の庭園の中にあるガラス張りの空間はホームからの吹抜け。
仁川国際空港の地下1階に位置する空港鉄道の乗り場。現在は工事中のため、白いベニア板で塞がれている。
仁川国際空港の空港鉄道乗り場に通ずる工事用の扉に貼られているポスター。内容は「電車の事故予防に一緒に参加しましょう」というもの。交流25000V電化であることを強調している。
仁川国際空港地下3階の駐車場の脇には窓が設けられ、そこからホームの様子を窺うことが出来る。
ホームの様子。プラットホームスクリーンドア(PSD)が完備しているのが分かる。エスカレーターも既に設置されている。
ホームの金浦空港寄り先端部。仁川国際空港駅は1面2線の構造。
停止位置の札。
電光掲示板は既に稼動しており、現在時刻などを表示していた。
全長4.4kmの永宗大橋。上段が6車線の高速道路、下段が空港鉄道の線路(複線)と4車線の道路となっている。

関連ページ:空港鉄道(路線紹介)空港鉄道2000系甲種輸送

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