MRTJ(MRT Jakarta) 第1・2編成 豊橋港船積み

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2018年3月5日・6日、ジャカルタ都市高速鉄道「MRTJ(MRT Jakarta)」向けの車両の第1編成・第2編成の船積みが豊橋港で行われた。

この2編成は初めてインドネシアに渡るMRTJの車両である。豊橋港での船積み完了後、輸送船は一旦東京に向かい、同月8日に東京木材埠頭にて東京メトロ6000系6122F(KCI譲渡車両)を積んだのち、インドネシア・Tanjung Priok港へと向かった。Tanjung Priok港には同月下旬に到着予定である。

MRTJ南北線(インドネシア語;Jalur Utara - Selatan)は、2019年に第I期区間のLebak Bulus〜Bundaran HI間13駅15.5kmが開通予定で、車両の製造は日本車両が担う。

※すべて港湾施設敷地外より撮影

関連ページ:「MRT Jakarta (MRTJ)」「MRT Jakarta (MRTJ)−車両輸送の記録」

豊橋港に並ぶMRTJ第1編成・第2編成。その奥に輸送船が待機している。
第1編成1号車(K1 1 18 01)より車両吊り上げ開始。
トレーラーに搭載され、輸送船の下へと移動。
本船のクレーンにて吊り上げ準備中。
吊り上げ開始。台車がトレーラーから離れる。
日本の地を離れ、いざインドネシアへ。
強風が吹きつける中、四方でワイヤーを引っ張り、車両の向きをゆっくりと回転。
車両の向きを180度回転中。
船倉へと吸い込まれていく第1編成1号車。
続々と船積みが進む。
トレーラーで移動する第1編成3号車(K1 1 18 03)。公道上の陸送時とは異なり、台車を履いたまま移動。
車両を観察すると、車椅子スペース最寄りのドアのみ窓周りの色が異なる(水色)のが分かる。
船積みされる第1編成3号車。
本船での吊り上げ作業と同時並行で、車両留置場所でのクレーン車による吊り上げも進む。トレーラーは1台でピストン輸送していた。
第1編成4号車(K1 1 18 04)。
本船に積み込まれる第1編成4号車。
移動する第1編成5号車(K1 1 18 05)。
バックで本船の下へと移動する第1編成5号車。この後、翌日にかけて全12両の積み込みが無事完了した。
MRTJ積み込み後、輸送船は東京木材埠頭に立ち寄り、東京メトロ6000系6122Fの船積みを行った。Tanjung Priok港には2018年3月下旬に到着予定で、水切りの際は日本車同士の競演が見られるかもしれない。

写真は東京木材埠頭で待機する東京メトロ6000系6122F(2018年3月4日撮影)

関連ページ:「MRT Jakarta (MRTJ)」「MRT Jakarta (MRTJ)−車両輸送の記録」

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