上海地下鉄7号線

上海地下鉄7号線は花木路(ホァームールー)〜上海大学(シャンハイダーシュエ)間26駅34.4kmを結ぶ路線である。営業線区間はすべて地下。全区間複線(右側通行)で、架線集電方式による直流1,500V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は龍陽路車両段(2号線と共用)と錦秋路停車場の2箇所。すべての駅にはプラットホームスクリーンドア(PSD)が完備している。2009年12月5日に第1期区間である現営業区間が開通した。
列車は6両編成で運転される。使用車両はAC09型で、製造はボンバルディア・長春軌道客車。2008〜2010年に42編成(252両)が順次製造される。車両規格は「A型」で、車両寸法は長さ22,800mm(先頭車24,390mm)×幅3,000mm×高さ3,800mm。先に運用開始した9号線のAC09型と基本性能は同一で、車外・車内の配色が異なる。
2010年中に第2期区間である上海大学〜美蘭湖 間が開通する予定。

※下の路線図は第2期区間開業後のもの(上海大学〜美蘭湖 間は未開業)
(路線図:管理人制作)

上海地下鉄7号線のAC09型。ラインカラーのオレンジ色の帯を巻き、先頭車の前面・側面には上海万博を意識して、アクセントとして緑色のラインが入る。

鎮坪路にて
7号線AC09型の車内。9号線のAC09型と同一設計だが、座席や手すりの色は7号線のラインカラーのオレンジとなっている。
座席はFRP製。緑色の部分は優先席となっている(千鳥配置で、各車両4箇所・4席分設置)。
曲線を多用したAC09型の手すり。
側扉。戸袋ありの引き戸式となっている。
貫通路。上にはLED式案内装置が設置されている。車端部には白色LEDの照明が採用されている。
乗務員室仕切り壁。
扉の横にはLCDが設置され、CM等が放映される(次駅案内等は表示しない)。
ボンバルディア・長春軌道客車の車内名板(ステッカー)。
壁一面の駅名標は、一部の駅を除いて果物の図柄が描かれている。
東側の終点の花木路駅は、上海地下鉄の駅で初の吹き抜け構造となっている。照明は大阪市営地下鉄御堂筋線の心斎橋駅のような、蛍光灯を円錐状に配置したものを採用している。
静安寺駅のコンコース。寺の門を連想させる柱の形状となっている。
上海地下鉄で初採用となった自動精算機(乗り越し精算機)。7号線各駅に設置されている。
鎮坪路の3・4号線との連絡通路。地平に設けられており、距離も長い。3・4号線の従来の出入口を一箇所廃止して設置された。

7号線AC09型走行音(花木路→龍陽路)IGBT-VVVF制御で、制御装置はボンバルディア製。
Tc-M-M-M-M-Tc(4M2T)の6両編成。
車両は扉閉時にドアチャイムが鳴る。自動放送は北京語・英語の2ヶ国語。
7号線AC09型走行音(高科西路→雲台路)
7号線AC09型走行動画(龍陽路にて)龍陽路駅に入線するAC09型。

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