北京地下鉄13号線

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北京地下鉄13号線は西直門(シージーメン)〜東直門(トンジーメン) 間16駅40.5kmを結ぶ路線である。うち、東直門付近を除いてすべて地上区間。2号線の北側に逆Uの字型に展開する路線で、路線の両端では2号線に接続する。全区間複線(右側通行)で、第三軌条方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は霍営駅が最寄の回龍観車両段。13号線は北京地下鉄で初めて自動改札機および磁気式の切符が導入された。自動改札機は日本信号製で、乗車券の形状も日本の磁器式乗車券とほぼ同一となっている。2002年9月28日に西直門〜霍営(フオイン)、2003年1月28日に霍営〜東直門 間が開業した。

車両はDKZ5型55編成、DKZ6型1編成の計56編成(224両)の2形式で運行される。 いずれも長春軌道客車もしくは北京地鉄車両廠製で、2002〜2004年に製造された。DKZ5型はアルミ車体、DKZ6型はステンレス車体で、性能は同一。導入時は4両編成だったが、2008〜2009年に中間車2両を新造して6両編成となった。なお、DKZ6型の6両編成化時にはDKZ5型の中間新造車2両が組み込まれ、あわせて塗装もDKZ5型と同一のものに変更された。

路線開業当初は他線から転用した非冷房の旧型車による3両編成で運転されていたが、現在はすべて営業運転から離脱している。また、2005年には試作車のDKZ10型(4両1編成)が導入されたが、2009年頃に運用離脱し、現在は房山線(建設中)の試験車両として使用されている模様。

(路線図:管理人制作)

北京地下鉄13号線のDKZ5型電車。オールアルミ車体の4扉車。IGBT-VVVF制御である。当初は4両編成だったが、2008〜2009年に中間新造車2両を3号車・4号車に組み込み、全車両が6両編成化された。

立水橋にて
4両編成時代のDKZ5型電車。

霍営にて
上地駅に入線するDKZ5型。冷房車のため、側窓は1箇所を除いて固定窓。冷房装置は各車両2台設置。
立水橋駅で離合するDKZ5型。
DKZ5型の台車。ボルスタレス台車を採用している。第3軌条方式のため、中央に集電装置を設置している。
先頭車乗務員扉の後方にある、製造メーカープレート。北京地鉄車両廠製。他に、長春客車工廠製もある。
DKZ5型の車内。座席はFRP製。冷房車のため、天井の中央にはラインデリアがある。貫通路には扉が設置されている。
2008〜2009年に新造された中間車(M車・T車各1両)の車内。既存車両とほぼ同一使用である。ドア横にはLCDが設置され、既存車両にも同時に追加設置された。
各扉の上にはLED式車内案内表示機が設置されている。ドアエンジンは電気式。
自動改札機の様子。2003年12月31日より13号線の全駅で使用を開始した。

望京西にて
自動改札機はすべて日本信号製。
「イーカートン」(北京近郊で使用できるIC式プリペイドカード)利用者用の自動改札機のICセンサー部。自動改札機の形状やステッカーは同社の日本向け製品とほぼ同一である。
なお、2008年6月9日より北京地下鉄の乗車券がすべてICカード化されたため、現在は入場側の乗車券投入口は塞がれている(出場側は乗車券を回収するため、ICカード挿入対応改造の上、存置)。
ホーム上の駅名板。
霍営駅は回龍観車両段の最寄駅。
立水橋駅のホームから見える、13号線と5号線の短絡線(建設中の頃の様子)。
建設中の頃の立水橋駅の地下鉄5号線のホーム。5号線は2007年10月7日に開通した。
望京西駅は2面4線の構造で、現在は内側2線のみを使用して、外側2線は線路が敷かれていない状態である。この外側2線のスペースは以前計画があった13号線支線(北京首都国際空港)が開通した際に使用される予定であったが、結局13号線支線の建設案自体が中止(代替として別ルートを経由する機場線の建設で決定)となったため、このスペースは半永久的に使用される見込みがなくなった。

13号線DKZ5型電車走行音(立水橋→北苑) IGBT-VVVF制御で、制御装置は日立製作所製。
Mc-T-M-T-T-Mc(3M3T)の6両編成。
※下線の車両は2008〜2009年の6両編成化時に組み込まれた新造車を示す。
13号線DKZ5型電車走行音(望京西→芍薬居)

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