東西線高田馬場駅 ホームドア稼働開始

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2018年6月より、東西線高田馬場駅1・2番線にてホームドア(可動式ホーム柵)が稼働を開始した。九段下駅に次いで東西線で2番目のホームドア設置駅となった。

2018年3月17日未明に1番線、2018年3月24日未明に2番線に設置工事が行われ、2018年6月9日より本格稼働を開始した。

ホームドアはナブテスコ製で、九段下駅に設置されているものとほぼ同仕様である。ホームドアの寸法は、開口幅3,585mm(一部3,320mm)、高さ1,350mm、奥行き280mm。

東西線のホームドアは2018年度内には飯田橋駅でも稼働予定で、2019年度以降設置予定駅でも順次設置準備工事が進められている。2025年までに全駅に設置予定。

東西線で2番目のホームドア設置・稼働駅となった高田馬場駅。
ホームドアの様子。九段下駅のものとほぼ同仕様である。運行状況等を表示するLCDも設置されている(2018年7月現在、未稼働)。
開口部。扉は入れ子式の二重引き戸である。タイミングベルト駆動で子扉は動滑車の原理で駆動している。
ホームドアの材質は、戸袋部がステンレス、扉部がアルミ型材、扉透過部が強化ガラス+ポリカーボネート。
1番線(A線;西船橋方面ホーム)のホームドア。高田馬場駅のホーム中央部は東西線の地下駅の中で最も天井が高く、ホームドアが設置されても開放感がある。
1番線に入線する快速東葉勝田台行き。ホームドアの高さは1,350mm。
2番線(B線;中野方面ホーム)のホームドア。
ホームドア先端部(1番線)。
停止位置付近には、車種別の停止位置許容範囲を示す表示が設置された。青が15000系、赤が07系、緑がそれ以外の車両を示す。
車両側には定位置停止装置(TASC等)は設置されておらず、運転士の手動で停車させている。
ホーム先頭部(運転士用)に設置された「定位置停止状態表示灯」と「ホーム柵状態表示灯」(一体型)。
「定位置停止状態表示灯」は、車両が定位置に停止したことを検知すると「D」表示が出る。
「ホーム柵状態表示灯」は全閉扉の間、「●」表示が出る。
ホーム最後尾。ホームドア設置に伴いITV装置が更新され、各種表示灯が天井に設置された。また、車掌用ホーム監視モニターも更新されている。
1・2号車と9・10号車の連結部付近に設置されている、定位置停止検知装置。列車連結部の妻面をレーザーセンサで検知し、列車定位置停止の判定を行い、自動でホームドアを開操作する。装置はナブテスコ製。
平日朝ラッシュ時の様子。高頻度で電車が発着する。快速津田沼行き・各駅停車津田沼行き共に、平日朝夕ラッシュ時のみ運行。

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平日朝ラッシュ時の様子。妙典行きは終電間際及び平日朝ラッシュ時のみ運行。

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ホームドアは先に設置された九段下駅のものとほぼ同仕様。

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ホーム最後尾から見た、列車入線及びホームドアの開く様子。

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関連ページ:「妙典駅 大開口ホームドア実証試験」「九段下駅 大開口ホームドア実証試験」

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