元 JR東日本203系外観

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第1編成(EMU 01)。クハ203-107以下4連(現在は5連)。

EDSAにて
第2編成(EMU 02)。クハ202-4以下4連(現在は5連)。

Tutubanにて
第3編成(EMU 03)。クハ203-5以下4連。

Blumentritt〜Tutubanにて
第4編成(EMU 04)。クハ203-4以下4連(現在は5連)。

Tutubanにて
第5編成(EMU 05)。クハ203-3以下4連(現在は5連)。

Tutubanにて
第6編成(EMU 06)。クハ202-3以下4連(現在は5連)。

EDSA〜Pasay Roadにて
2012年7月、朝夕1往復のみ(当時)のBiñan〜Tutuban間の運用に就く、デビュー直後の203系第1編成。前面にPNRのロゴや編成番号が掲示されていない等の差異があった。
203系デビューにより12系客車のMetro South Commuterでの運用は消滅した。

Blumentrittにて
2015年、営業運転に就く全車両が新塗装化された。車体は汚れが目立ってきたため、青に塗装。

Blumentritt〜Tutubanにて
新塗装化された第5編成。

Tutubanにて
第8編成(EMU 08)。クハ202-5以下5連。

Blumentritt〜Tutubanにて
新塗装化により、牽引するディーゼル機関車と塗装が共通となった。

上写真:Tutuban〜Blumentritにて
下写真:Tutubanにて
緑のトンネルを抜け、Alabangに入線する203系第8編成。牽引機は917号機。
上写真の917号機は2019年にオレンジ色一色に塗装変更された。前面窓もポリカーボネートに交換され、金網が撤去された。

Blumentritt〜Tutubanにて
Sucat〜Bicutan間を行く。
新塗装の外観。車体が紺色に塗られた他、窓下のオレンジ帯はドア部分にも追加された。ドア部は帯を除いて無塗装のまま。
Metro South Commuter運休中に塗装変更された。
編成最後尾(Tutuban寄り先頭車)。編成端に来る車両のみ妻面の外板が紺色に塗装され、オレンジ色の帯も中央まで巻かれている。
車両と車両の間の妻面(先頭に出ることがない妻面)は新塗装化後も塗装されていない。
新塗装化時には編成の中間だったが、その後編成が組みかえられて最後尾になった車両は、妻面未塗装のままである。写真はサハ203-7。

Tutuban〜Blumentritにて
各車両の車端部には、車両番号とは別に番号が追加された。編成番号2桁+号車記号(Alabang側から順にA〜E)の3桁で構成される。第1編成であれば01A-01B-01C-01D-01E。
なお、この表記は新塗装化の際に廃止された。
編成はJR東日本時代とは組み替えられており、フィリピン国鉄導入後も何度か組成が変更されている。日本では見られなかった0番台車と100番台車の混結が見られる(写真左が0番台(モハ203-11)、左が100番台(クハ203-107)。0番台と100番台では台車の形状が異なり、0番台がボルスタ付き台車・100番台がボルスタレス台車である)。
運転台付き先頭車(クハ202・クハ203)の車内には、照明や空調、ドアエンジン等に給電する為の発電機が搭載されている。乗務員室の背後の一角が機械室となっている。
写真は第6編成クハ202-3で、車内の黄色い装置が発電機。
発電機の拡大。フィリピンのDieselec製。
第1編成クハ203-107の機械室。この車両のみ重量バランスを考慮して、乗務員室と反対側の車端部に発電機を搭載。
(2015年〜2016年に、他の編成と仕様を合わせるため乗務員室側に発電機を移設する工事が行われた)。
クハ203-107のみ、機械室区画の先頭方向に向かって左側の窓にルーバーが設置されていた(発電機移設に伴い現在は撤去され、ルーバー設置前の状態に復元されている)。
側面の車両番号表記は日本語のまま残っている。その上にはPNRのロゴマークが追加された。
モハ203-9は「モハ203-9A」に改番された。末尾に「A」が追加された理由は、サハ203-9との区別の為である(フィリピンではクハ・モハ・サハ等の頭の記号は無視して番号のみで管理しており、モハ203-9もサハ203-9も同じ「203-9」として認識する為、重複を避ける為に変更した。)
同様に、モハ203-7もサハ203-7との番号重複を避けるため、「モハ203-7A」に改番されている。
新塗装化後の車両番号表記。塗装変更前と位置は変更なく、フォントも似せている。車両番号の前のクハ・モハ・サハの表記は省略された。写真はクハ203-4。
剥離されたJRのマーク(日本で廃車時に施工済み)。
パンタグラフは非電化の為使わせることはないが、大半の車両はそのまま残っている。
一部の車両はパンタグラフが撤去されている。
元マト67編成の車両(クハ203-107・モハ203-119・モハ202-119・サハ203-113・モハ203-120・モハ202-120・サハ203-114・モハ203-121・モハ202-121・クハ202-107)のみ方向幕が残っており、常磐線・千代田線の行先をそのまま表示している場合もある。
その他の車両は日本で廃車時に方向幕・行先表示器が撤去された。
Metro South Commuterの全途中駅が相対式ホームであることを活かして、Tutuban行き列車基準で進行方向右側の行先表示器部分に「NORTHBOUND」、左側の表示器部分には「SOUTHBOUND」の表記が追加された。
電動台車(DT46A形)。本来不要のモーターがそのまま残されている。
編成端部の連結器はJR東日本・JR九州の12系・14系客車等からの廃車発生品である密着自動連結器と交換されている(編成中間の連結器は交換されていない)。
改造待ちの為、Tutuban駅構内に多くの車両が留置されていた頃(2012年7月)。一部車両はエメラルドグリーンの帯が残っていた(写真はクハ203-3)。ごく一部は一時期、エメラルドグリーンの帯のまま営業運転に入ったことがある。
2020年2月頃、第5編成と第6編成において冷房装置がINKA製の「ICOND」ブランドのもの(型番:ACI-4202)に換装された。従来のAU75よりも角ばった形状である。
8100 Seriesの冷房との比較。左が8100 Series、右が203系。
いずれもINKA製の冷房装置で同時期に製造されたものだが、形状は異なる。
クハ202-5+モハ202-15+モハ203-10+モハ202-9+サハ203-7 で組成された(2017年11月時点)、第8編成がTutuban〜Blumentritt間を行く。Blumentritt駅付近は線路上を通行人がしばしば歩いている。

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クハ203-3+モハ203-7+モハ202-11+モハ203-114+モハ203-14 で組成された(2017年11月時点)、第5編成がTutuban〜Blumentritt間を行く。モハ203-7はサハ203-7と番号の重複を避けるため、「203-7A」に車両番号が変更されている(モハ・サハ等の記号はフィリピン国鉄では使われていない)。

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EDSA駅を発車してPasay Road駅へ向けて加速する、Tutuban行きの列車。奥の高架ではマニラMRT3号線の列車が横切っている。最後尾のクハ202-3からは発電機からの音が聞こえる。

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駅のスピーカーから音楽が大音量で流れている。車両のドア開閉は自動のまま維持しており、4扉車は終日混雑するMetro South Commuterで重宝されている。

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警笛を鳴らし続けながら近づいてくる列車。203系第1編成は窓への金網の設置のほか、全車両のドア窓が塞がれており、物々しい雰囲気。1箇所ドアが開いている箇所は発電機の機械室部分である(機械室内の冷却の為、機械室部分のドアのみ走行中も開放していることがある)。

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1日1往復のみのTutuban〜Biñan間を結ぶ列車。以前はJR東日本の12系客車で運行されていたが、2012年7月以降は203系で運行。直前横断が絶えないマニラLRT1号線高架下の踏切を、警笛を鳴らして通過し、Blumentritt駅に到着する。

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夕暮れのBlumentrittに到着〜発車する、Alabang行きの列車。夕方のラッシュ時の為、ホームは非常に混雑している。交差している高架駅はLRT1号線のBlumentritt駅で、LRT1号線の列車が発着しているのが確認できる。大幹線のLRT1号線の道路も人や車の往来が激しく、遮断機が下りているものの列車通過直前まで横断が絶えない。

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Blumentritt駅を発車する、1日1往復のみのBiñan行き列車。

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中間車を最後尾に走り去ってゆくAlabang行きの列車。

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遮断機が閉まって列車が近づいてきても横断を止めない歩行者たち。警笛を吹鳴し続けながら通過する上下線の列車。Metro South Commuterでは、元JR東日本203系が主力車両として活躍している。

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Paco駅を発車し、大通りの駅前踏切を通過するAlabang行きの列車。車内は終日、上下線ともに混雑している。203系の窓には、JR東日本時代のドア広告がそのまま存置されている車両もある。

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夕方ラッシュ時間帯に撮影。到着した列車から多くの客がホームに溢れ出る。客車は元の4両編成から5両編成に増強されたが、それでも本数が少ない(30分間隔、日中は1時間間隔)。発車する列車の前の客が直前横断している。丁度踏切を日本の中古トラックが差し掛かり、「ピロピロピロン 左へ曲がります、ご注意ください」の音声が流れ、日本出身の車両同士によるシンフォニーが繰り広げられた。

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黒煙を上げて疾走する900型ディーゼル機関車(GE製U14C)+203系5両編成。踏切は手動で、列車の警笛の音を聞いて踏切警手が警報音を鳴らし、遮断機を下ろしている。

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Tutubanへ向かう203系。車両の塗装は2015年に変更され、紺色に全面塗装された(ドア部分のみ無塗装、但し帯は追加)。先頭車の前面の帯が剥がれかけ、JR東日本常磐緩行線時代のエメラルドグリーンの塗装が見え隠れしている。

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Tutuban駅構内で入換を行う203系。推進運転の後、転線して牽引されていく。

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EDSA駅を発車する203系。車掌は各車両に乗っている。発車可の場合、車掌は懐中電灯を縦に振り、発車不可の場合は懐中電灯を横に振って機関士に合図を送る。
各車両のドアが塞がれ、最後尾は中間車のため、不思議なシルエットとなっている。

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夜のEDSA駅を発車する203系。機関車1両+203系4両(クハ203-107+モハ203-119+モハ202-119+モハ203-14)で運行されている。

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