平壌市軌道電車3号線
(楽浪-西平壌軌道電車)

Tweet

平壌市軌道電車3号線は楽浪(ランナン)〜西平壌(ソピョンヤン)間12.1kmを結ぶ路線である。全区間複線(右側通行)で、架線集電方式による直流600V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は楽浪付近にある「楽浪軌道電車事業所」(ランナンケドジョンチャサオプソ)。路線番号で呼ばれることは少なく、一般的には「楽浪-西平壌軌道電車」と呼ばれる。

1998年9月9日に現営業区間が開通した。

1号線の平壌駅〜船橋 間の廃止により、現在平壌市軌道電車の中で唯一、大同江を横断する路線である。また、多くの路線と接続しており、西平壌で国鉄平義線、黄金ボル(黄金原)で軌道電車1号線と地下鉄革新線、火力で地下鉄千里馬線(復興駅)、楽浪で軌道電車2号線と乗り換えることができる。

(路線図:管理人制作)

慶興通りを連なって走る楽浪行きの電車。
3号線の始終点である西平壌電停の様子。朝鮮鉄道省 西平壌駅前のロータリーにある。
下新通りの両端に敷かれた3号線の軌道。写真奥が西平壌方面(写真中央奥の緑が見える部分が西平壌電停)。
革新通りを行く楽浪行きの電車。
慶興通りのマンション群と3号線の電車。この写真には写っていないが、写真の左側に平義線の線路がある。
黄金ボル(黄金原)交差点に差し掛かる3号線の電車。写真左奥に柳京ホテル、写真右に地下鉄革新線の黄金ボル駅の駅舎が見える。
黄金ボル(黄金原)交差点を南北に横断する、楽浪行きの電車。
3号線の線路と1号線の線路の分岐点の新西交差点。3号線は写真左奥(北側)の西城通りから写真手前側(西側)の安山通りへと分岐する。写真奥の建物はアイススケート場の「氷上館」。
上写真の交差点を道路側から。朝鮮鉄道省平義線の高架をくぐる、西平壌行きの電車。
安山通りを行く電車。
安山通り。平義線を行く貨物電車が高架を横切る。
安山橋付近を行く。なお、この付近に折り返し用のループ線がある(非常時用)。
セマウル通りで離合する上下線の電車。
復興電停に停車中の楽浪行きの電車。地下鉄千里馬線との乗換駅で、電停は乗降客で溢れている。
地下鉄千里馬線の復興駅前を通過する、西平壌行きの電車。道路の奥には科学技術殿堂が見える。
復興駅前を行く、楽浪行きのT6B5K型。写真の3020は「青年前衛」号。
復興駅前を行く、楽浪行きのT4D型+B4D型。
平壌火力発電所をバックに走行する。
セマウル通りと陸橋通りの交差点より、3号線の陸橋通りの軌道を見たところ。
陸橋通りの様子。写真奥が楽浪方面。
陸橋通りと千里馬通りの交差点。ここで90度方向転換。楽浪方面の軌道は急曲線で、道路中央寄りに少し膨らんでいる。
陸橋通りと千里馬通りの交差点に差し掛かる、西平壌行きの電車。前面の行先表示の周りがLEDで電飾されている。
千里馬通りを行く西平壌行きの電車。写真奥は忠誠橋。
大同江に架かる忠誠橋(長さ:約1,000m)を渡る電車。1号線の大同橋を含む区間が廃止になった今、軌道電車が大同江を横断する唯一の区間である。写真は無軌道電車(トロリーバス)の平壌駅-科学技術殿堂線(10号線)開通前の姿。
無軌道電車平壌駅-科学技術殿堂線(10号線)開通後の忠誠橋の様子。トロリーバス用の架線が追加3号線の軌道に並行して追加設置された。
忠誠橋の上を走行する西平壌行きのT6B5K。
勝利洞の高層マンション群をバックに楽浪へと向かう電車。
忠誠橋を渡る西平壌行きのT4D+B4D。
忠誠橋南詰の、2号線と3号線の短絡線(非営業線)上に停車している異種併結列車(T4D+T6B5K型)。営業運転では見ることのできない連結である。なお、1111号車には「教育車」のプレートが掲出されており、何らかの訓練を行っていた模様である。
楽浪にて2号線の電車(写真手前)と直角に立体交差する3号線の電車(写真奥)。
立体交差からの勾配を下る楽浪行きの電車。
2号線の電車(手前の赤い車両)と離合する3号線の電車(奥の青い車両)。楽浪電停は2号線と3号線の接続駅。楽浪電停付近に3号線の車両基地「楽浪軌道電車事業所」がある。
始発駅の楽浪電停に停車中の、西平壌行き電車。

「平壌市軌道電車」に戻る

Tweet