平壌市軌道電車2号線
(紋繍-土城軌道電車)

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平壌市軌道電車2号線は紋繍(ムンス)〜土城(トソン)間11.9kmを結ぶ路線である。全区間複線(右側通行)で、架線集電方式による直流600V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。車両基地は紋繍付近にある「紋繍軌道電車事業所」(ムンスケドジョンチャサオプソ)。路線番号で呼ばれることは少なく、一般的には「紋繍-土城軌道電車」と呼ばれる。

1992年4月27日に現営業区間が開通した。

紋繍通り・青年通り・統一通りと一直線に連なるメインストリートに沿って走る。交差点を曲がる箇所は、清流通りと紋繍通りの交差点の1箇所のみ。

(路線図:管理人制作)

大同江の南側にある統一通りを行く電車。
統一通りを行く2039+239「青年前衛」号。
楽浪で3号線(楽浪-西平壌軌道電車)と立体交差する2号線の電車。
楽浪駅付近を行く紋繍行きの電車。2号線ではドイツ(ライプチヒ・マクデブルク・ドレスデン)から譲渡されたT4D型+B4D型車両が主力車両として活躍している。
統一通りの様子。長さは約4km、道幅は120mで、平壌で最も道幅が広い道である(2番目は光復通りの幅100m)。軌道は道路の両端に敷設されている。
統一通りの東端部。
青年通りを行く電車。
青年通りを行く土城行きの電車。写真は2号線のT4D型+B4D型のトップナンバー編成である2001+201。

東新洞にて
青年通りを行く土城行きの2045+245。

玉流1洞〜東新洞にて
青年通り・紋繍通りと東大院通りの交差点を行く3号線の軌道電車と、5・6号線の無軌道電車(トロリーバス)。この交差点は平壌で軌道電車と無軌道電車が十字に交差する唯一の地点である。
青年通り・紋繍通りと東大院通りの交差点の、軌道電車と無軌道電車(トロリーバス)の架線の交差部。
よく見ると、軌道電車側の架線は無軌道電車の架線と交わる部分の前後がデッドセクション(絶縁区間)となっている。
軌道電車の車両はこの区間を通過する際、パンタグラフを下げる。
玉流1洞電停に停車中の、土城行き電車。
多くの人民で混雑している玉流1洞電停。
2号線沿線の主要観光地である党創立記念塔。朝鮮労働党創立50周年を記念して1995年に完成した。塔の中央には「朝鮮人民のすべての勝利の組織者であり、嚮導者である朝鮮労働党万歳!」の文字が刻まれ、背後の赤旗をイメージした両側のマンションの屋上には「百戦百勝」の文字が掲げられている。
党創立記念塔の前の広場を横切る2号線の電車。
縦列で連なる電車。

紋繍通り・清流通りの交差点付近にて
紋繍通りと清流通りの交差点を行く電車。この交差点で90度方向を変える(2号線で唯一の、交差点を曲がる箇所である)。
夕日を浴びて清流通りを行く電車。
2号線の起終点の紋繍付近の様子。
紋繍電停。ループ線となっている。付近には2号線の車両基地である「紋繍軌道電車事業所」があり、その隣には無軌道電車(トロリーバス)の車両基地も併設されている。
紋繍電停のループ線上で待機する、折り返し土城行きの電車。運転士が待機時間の間に食事をとっている。

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