香港鐵路、通称「港鐡」(コンティッ;英語表記:MTR)は香港地下鉄(MTR)と九廣鐵路(KCR)の合併(事実上、九廣鐵路が香港地下鉄に吸収合併)によって、2007年12月2日に設立された鉄道会社である。
合併以前は香港地下鉄が運営していた観塘(クントン)線、 (チュンワン)線、港島(ゴンドン)線、東涌(トンチョン)線、機場快(ゲイチェンファイ)線、将軍澳(チュンクワンオウ)線、迪士尼(ディッシーネイ)線の7路線と、九廣鐵路が運営していた東鐵(トンティッ)線、西鐵(サイティッ)線、馬鞍山(マーオンサン/マーオンシャン)線の3路線と軽鐵(ライトレール)12路線をあわせた計22路線の運営の他、ランタオ島の観光用ロープウェイ「昂坪(ゴンピン)360スカイレール」を所有している。さらに、以前は九廣鐵路が行っていた中国本土への直通列車運行や路線バスの業務も引き継いでいる。
觀塘線、 線、港島線、東涌線、機場快線、将軍澳線、迪士尼線は直流1,500V架線集電式で、軌間は1,432mm。東鐵線、西鐵線、馬鞍山線は交流25,000V架線集電式で、軌間は1,435mm(標準軌)。軽鐵各線は直流750V集電で軌間は1435mm(標準軌)となっている。車内の自動放送は広東語(香港の標準語)・北京語・英語の3ヶ国語で放送される。
合併の際に、旧・九廣鐵路の路線の名称や一部の駅名が変更になった(東鐵→東鐵線、西鐵→西鐵線、馬鐵→馬鞍山線、旺角駅→旺角東駅)。また、運賃も合併により一元化されたため、全面的に改定されている
港鐵公司公式サイト(中国語(繁体字)・英語):http://www.mtr.com.hk/
港鐵路線図(中国語(繁体字)・英語):http://www.mtr.com.hk/archive/en/services/routemap.pdf
※括弧内の発音は香港で使用される広東語の発音を基にしたカタカナ表記 |