元 ソウルメトロ2000系内装

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ソフトシート車仕様の2222号車の車内の様子。同じくソフトシート車となった2322・2225・2325・2333の4両も同一仕様である。2人掛けのリクライニングシートが集団見合式で配置されている(シート回転は不可)。既存のベトナム国鉄の車両よりも車体の幅が広く、車内にゆとりがある。一見、元通勤形車両には見えない(ソウルメトロ時代の面影を色濃く残す外観とのギャップが大きい)。
中央部は4人掛けのボックスシ−トになっており、木製の大型の机が設置されている。
ソウルメトロ時代に使用していた既存ドアの部分にまで座席が設置されている。ドア窓もそのまま窓として活用。その前後の座席は戸袋部となり、窓がない。
既存のドアは金具で開かないよう完全に固定されている。
ソウルメトロ時代の車内表記はほとんど撤去されているが、一部のドア窓上にはソウルメトロの車両番号表記ステッカーが残っている。
リクライニングシート(座席を最大限倒したところ)。リクライニングの角度は大きい。
背面にはテーブルと足掛けが設置されている。
ソフトシート車の各車両には、大型液晶テレビ(LG製)が2台設置されている。また、デッキ仕切り部にスピーカーが設置され、V-POP(ベトナムPOP)のPV等を放映している。
液晶テレビの背面。画面が反射しないよう、テレビ画面の前の照明は消灯している。
各車両の窓(閉鎖された既存ドア部分を含む)には横引きカーテンが設置された。まだ、網棚が本来の向きとは天地逆(上下反転)に取り付け直されている。これは、網棚が改造前の向きだとカーテンレールを設置できるスペースがないため。
カーテンは扇子の柄。
新設されたデッキ仕切り。ドアは開き戸。
天井周りはソウルメトロ時代の面影を残している。ラインフロー式の冷房吹出口が路線のラインカラーに塗られているのがソウルメトロの不燃化改造車の内装の特徴で、ソウル地下鉄2号線のラインカラーの緑色のまま残されている。
ラインデリア(ラインフローファン)の配置はソウルメトロ時代のままで、デッキまで続いている。両側の冷房吹出口はデッキ部は塞がれている。
デッキの様子。新設されたドアと客室の間にトイレと洗面台が設けられた。
トイレ。すべて洋式で、便器はTOTO製。個室内にも洗面台が設けられた。トイレ内はタイル張りで、既存のドアも下半分はタイルで埋められている。ベトナム国鉄の車両のトイレの中では最も綺麗な部類に入る。
トイレ部分にかかっている既存ドアの窓はすりガラスに交換されている。
トイレの向かいにある洗面台。
洗面台本体はINAX製。
客室にはトイレ使用知らせ灯が設置されている。
新設された車端デッキ部の乗降用ドアの内側。手動開閉式の内側への開き戸で、ステップを埋めるための蓋も付属している。乗降口の上には照明も設置。
ドアを開けたところ。駅発着時に各ドア前で乗務員が待機し、ドアを開錠・施錠させた上で開閉させる。
車端部に設置された、手ブレーキハンドル。
貫通扉。元のものがそのまま使用されている。貫通路脇には煙草の吸殻入れが設置された(デッキは喫煙可?)。消火器収納スペースもソウルメトロ時代のものを使用(消火器本体は中国製の新品に交換済)。
車端部の現代精工の製造銘板(1986年製)。
貫通路上の車両番号プレート及び1位側を示すプレートもソウルメトロ時代のもの(不燃化改造時に交換したもの)を使用している。
デッキ仕切り戸の上に設置された、ベトナム国鉄の車両番号プレート。車両番号自体はソウルメトロ時代と変更はないが、頭に車両形式を示すアルファベット記号が付く(「A」はソフトシート車を示す記号)。
トイレ・洗面台設置側と反対側の車端部には、デッキ仕切り前に車掌室が設けられている。
車掌室の内部。
内部にはAV機器があり、その隣にはDVDが積まれている。このAV機器で再生したDVDが自車の液晶テレビで放映される。編成内で放映内容が連携しているわけではなく、自車内のみで放映されるため、車両ごとに放映内容はバラバラである(放映内容は各車両の車掌室のDVDの内容による)。
編成端に連結されるカフェ車兼電源車(2233号車)の車内。
奥のカウンター。軽食やお菓子、酒類を含む飲み物を販売している。
カウンター内にはLG製の冷蔵庫も置かれている。
カウンター前には4人掛けの木製ボックスシートが6組設置されており、カウンターで購入したものを飲食することが出来る。
車内側に残る行先表示器格納部。外側の表示窓は完全に埋められているが、内側には跡が残っている。表示器自体が残っているかは未確認。
カウンターの奥は二重扉があり、その奥が発電機スペースとなっている(二重扉のため、発電機の音は全くと言っていいほど聞こえない)。その左手前は乗務員居住区(車掌室)が設けられている。
2233号車のデッキ仕切り戸の上に設置された、ベトナム国鉄の車両番号プレート。「CV」は職務車(=乗務員居住車)、「PD」は電源車を示す記号。
Gia Lam駅出発前の車内の様子。元ソウルメトロの通勤形電車であるが、座席のクロスシート化、デッキ・車端ドア新設、トイレ・洗面台新設、車掌室新設、テレビ設置、既存ドアの固定等の各種改造が施されている。

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1駅間の車内の様子。列車は60km/h前後で走行する。
三線軌条の標準軌側を走行し車両の状態も良いためか、同じ区間を走るメーターゲージの客車よりも乗り心地は格段に良い。
テレビは常に放映されており、放映内容は各車両の車掌室で再生しているDVDによる(車両によって放映内容が異なる)。

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簡易食堂車兼電源車の車内の様子。カウンターと4人掛けの木製ボックスシートが6組あり、乗客や乗務員がくつろいでいる。車両の奥は発電機を備えている(この車両は編成端に連結され、通り抜けは考慮されていない)。

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簡易食堂車の内部を観察する。ソウルメトロ時代に使用されていたドアの前にも座席が設置されており、ドアの上にはソウルメトロ時代のステッカーが残っている(その他のソウルメトロ時代の各種表記は大半が撤去済)。

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Dong Dangに近づくにつれ、山がちの車窓が広がってくる。列車はソフトシート車3両と食堂車兼電源車1両の4両編成である(日によってソフトシート車の両数は変動する)。乗車した時は最後尾のソフトシート車のみ映像の通り終始空いていた。他の車両は8割方座席が埋まっていた。

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