ハノイメトロ2A号線量産先行車公開

Tweet

ベトナム初の都市鉄道の路線となる予定のハノイメトロ2A号線の量産先行車1両が、ハノイのGiang Vo(ザンボー)Exhibition Centerにて2015年10月29日から同年11月30日まで公開された。

車両は中国の北京地鉄車両装備(BSR)製で、公開された際は床下機器等の一部が未完成の状態であった。見学者には内外装のアンケートが配布され、その結果が量産車に反映されることになった(アンケートの結果により、前面のマークや文字の拡大、優先席の増設、車内の各種案内表示へのベトナム語の追加及び中国語の削除等の仕様変更が行われることとなった)

当初、2015年10月20日から公開される予定であったが、9日ほど延期となった。以下の写真は公開準備中の際のものである。

Giang Vo Exhibition Center(ザンボー見本市)の外観。
屋外の特設会場にて公開準備中の、ハノイメトロ2A号線の車両。税関手続きの都合で車両の到着が遅れたため、訪れた際はまだブルーシートに包まれたままであった。
展示用とはいえ、これがベトナムの都市鉄道用車両第1号車である。
車両後位側。
台車。ボルスタレス台車である。
台車の中央には北京地鉄車両装備(BSR)の銘板が設置されている。製造年月日は2015年9月9日の表記。台車の製造所銘板をここまで間近で見られるのは展示会ならでは。
台車が付随台車であることから、先頭車はTc車であることが分かる。連結器や床下機器は未設置。
シートの隙間から、車体のライトグリーンの帯やスカートを見ることが出来た。車体はビードレスの軽量ステンレス製。
車内での作業開始。開いたシートの間から、車内の様子を僅かに窺うことが出来た。
袖仕切りは中国の地下鉄でもよく見かける仕様だ。

「ベトナムの鉄道トピックス」に戻る

Tweet