メトロファミリーパーク in AYASE 2014

2012年11月9日(日)、綾瀬車両基地にて「メトロファミリーパーク in AYASE 2014」が開催された。

今回のイベントでは2014年5月を以て引退した5000系を使用しての乗車体験が行われ、約半年ぶりに5000系が一般客を乗せて走行する姿を見ることが出来た。その他にも、05系を用いた車両洗浄乗車体験、各種車両の展示等が行われた。
5000系乗車体験列車の話題を中心に、当日の様子を紹介する。

イベント会場入口のバルーンゲート。
乗車体験に使用された5000系61F。2014年5月の引退から半年ぶりに一般客を乗せて構内運転を行った。当日は時折小雨も降る生憎の天気であったが、この時だけは一瞬日が差し、アルミの車体が光り輝いた。
東京メトロに残る最後の1編成の5000系であり、当日は多くの方々がシャッターを切っていた。
展示車両の小田急60000形(MSE)・4000形、東京メトロ06系の前を行く5000系61F。
構内を走行する5000系乗車体験列車。車両基地内のホロシート置場付近(59番線)〜気吹ピット(54番線)間の約300mを往復運転した。
前面の行先表示は都度変更して運転された(北綾瀬支線での営業運転時は、原則「綾瀬⇔北綾瀬」の固定表示であった)。
写真は「北綾瀬」行き。
「綾瀬」行き表示。
「試運転」表示。
「臨時」表示。
5951の前面貫通扉に掲げられた、特製のヘッドマーク。
5000系乗車体験の発車時刻表。午前・午後それぞれ4回の、計8回運転された。
乗車体験列車の乗降場。北綾瀬支線での営業運転時は、綾瀬発北綾瀬行きの列車基準で進行方向左側のドアのみ使用していたが、今回のイベントでは右側のドアを使用した。滅多に見ることが出来ない右側のドアの自動開閉も行われた。
車内の様子。ほぼ現役時のままである。
運転台。こちらも手は加えられていないようだ。営業運転では専らATOによる運転を行っていたが、今回は手動運転による時速10km/h以下で運行された。
北綾瀬支線での営業時は撮影場所が非常に限られている(綾瀬駅・北綾瀬駅のホーム等しかない)が、今回のイベントでは屋根上・床下機器をじっくりと観察することが出来た。写真は5151のシングルアームパンタグラフ。
5151のFS502A台車。
5951(1号車)。CT車(綾瀬寄り先頭車)。
床下にはSIVを搭載。
5455(2号車)。M1車。
床下には界磁添加励磁制御装置、屋根上にはパンタグラフを搭載。
5151(3号車)。CM2車(北綾瀬寄り先頭車)。
床下にはMG及びコンプレッサー、屋根上にはパンタグラフを搭載。
上から見た5951。
5455。
5151。
車両洗浄乗車体験に使用された05系65F(05-106以下3両編成)。
05系のSS112B台車。こちらも普段はなかなか見ることが出来ない。
今回のイベントでは6000-系(60F)の存在は確認できたが、車両展示はされなかった。
保存車の3000系(3001・3002)も車両基地の奥に留置されていた。
車両展示会場で並んだ小田急60000形(MSE)・4000形、東京メトロ06系。行先表示は「14S 綾瀬」表示(60000形は「14S」「特急」の交互表示)。
6000系01F・08F・22F。
綾瀬工場の工場棟内では6000系20Fが検査中であった。6120は前面の非常扉を展開した状態で展示された。
6020は車体吊上げ・綱引きイベントに使用された。前面には「1972年ローレル賞受賞車」のヘッドマークを設置。
ヘッドマークの拡大。
6520の中間運転台。
6720の貫通路改造部分。元々貫通扉なしの広幅だったものを、貫通扉付きの狭幅に改造したもの。
6720ではVVVF装置等の蓋が外された状態で展示された。
休憩車両として車内が開放された、16000系54F(16114以下10両編成)。
2014年5月の千代田線北綾瀬支線(北綾瀬分岐線)から引退より約半年ぶりに一般客を乗せて、綾瀬車両基地内を走行した5000系61F。

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時速10km/h以下の最徐行で、綾瀬車両基地の気吹ピット(54番線)からホロシート置場付近(59番線)まで走行する5000系61F。

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専用のハンドルを差し込んで回し、非常扉を収納する。

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