15000系66F甲種輸送

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2010年〜2011年に13編成(130両)が製造された15000系であるが、2016年度(2017年1月〜3月)に約5年半ぶりに3編成が製造された。

編成番号・車両番号は従来編成(51F〜63F)の続番で、編成番号は64F〜66Fである。製造会社は従来編成と同様に日立製作所。64Fが2017年1月13日〜15日、65Fが同年2月10日〜12日、66Fが同年3月10日〜12日に下松→中野 間で甲種輸送された。このうち、66Fの甲種輸送の様子を紹介する。

2016年度に製造された3編成の仕様は、基本的に従来編成と同様である。但し、前面・側面の行先表示器が全面フルカラーLEDとなり(従来編成は種別表示部:フルカラーLED、行先表示部:白色LED)、車内のLCDが05系B修繕車と同様にアニメーション表示機能が追加されている等、細かな違いがある。また、台車が新日鐵住金製となっている(従来編成は住友金属製。会社合併による変更であり、台車製造所銘板の社名表記が異なる以外は変更点なし)。行先表示・車内自動放送・LCD案内装置の表示内容は、運用開始当初から2017年版ROM更新仕様となっている(従来編成も後に改修)。

EF66 133に牽引されて東海道本線を上る、東京メトロ15000系66Fの甲種輸送。64F、65FはEF210形による牽引であったが、66FのみEF66形による牽引となった。

岐阜〜木曽川にて
66Fの外観。前面は養生されている。64F〜66Fは前回の63Fから約5年半ぶりの増備となったが、基本的な仕様は従来編成と同一である。

岐阜〜木曽川にて
名鉄栄生駅の脇を通過する甲種輸送。名鉄電車との一期一会の出会い。
名古屋駅前の高層ビル群をバックに名古屋市内を行く。

枇杷島〜名古屋にて
快晴の中、浜名湖第二橋梁を渡る。東海道新幹線のN700Aとも離合する。

新居町〜弁天島にて
西浜松駅(貨物駅)にて1時間強の停車。
背後から日を浴びながら、静岡県袋井市内を行く。

磐田〜袋井にて
東海道本線を一路東へ。

磐田〜袋井にて
片浜駅を通過する甲種輸送列車。この後、横浜羽沢・新鶴見・八王子経由で中野まで輸送された。
東西線の木場駅にて。中野から深川検車区まで66Fを牽引するための車両の送り込み回送が終電後に行われた。最終列車の後の回送表示は通常では見られない。
反対ホームには奇しくも一足先に運用を開始した65Fがやってきた。車両搬入から1ヶ月も経たずに営業運転を開始している。

木場にて
66F牽引用車両の送り込み回送。05系40Fが充当された。連結器が自動連結器に交換され、スカートの中央部が一時的に撤去された特殊仕様となっていた。

木場にて
2016年度に5年ぶりに製造された東京メトロ15000系。3編成が導入され、その最終編成となる66F(15116F)の甲種輸送列車が岐阜〜木曽川間を行く。

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栄生駅に停車中の名鉄の電車の横を行く、東京メトロ東西線15000系66Fの甲種輸送列車。一期一会の並びも甲種輸送ならではである。

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快晴の第三浜名橋梁を渡る東京メトロ東西線15000系66Fの甲種輸送列車。

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東海道本線を一路東へと向かう、東京メトロ東西線15000系66Fの甲種輸送列車。

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