タイ国鉄13・14列車車両観察

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フアランポーン(クルンテープ)駅3番線に停車中のSpecial Express13列車。JR西日本の14系寝台車・24系客車が連結されている(編成中に14系・24系が連結される両数は日によって異なり、タイ国鉄発注のステンレス製客車と混結となる日も多い)。バンコク発チェンマイ行きが13列車、チェンマイ発バンコク行きが14列車である。
フアランポーン駅のアーチ状の屋根の下に停車するブルートレイン。車体カラーは紫色で統一され、「パープルトレイン」となっている。
2等寝台車の表記と車両番号表記(BNT.P.205)。特急用車両らしく、車体は非常に綺麗な状態で整備されていた。
2016年9月24日の13列車は、食堂車に次いで14系・24系寝台車5両が連なっていた。
BNT.P.205。元スハネフ15 17。
BNT.P.107。元オハネ25 163。
BNT.P.123。元オハネ25 205。
BNT.P.204。元スハネフ15 15。
BNO.P.101。元オロネ25 302。元シングルDX車で、タイ国鉄でも1等寝台車として使用されている。タイ国鉄に渡ったオロネ25形300番台は302と304の2両のみ。末期は「あさかぜ」として使用されていた車両で、2008年に譲渡された。
BNO.P.101(元オロネ25 302)の妻面に残る、新潟鐵工所の製造銘板。
トイレの下の汚物タンクは撤去され、自然落下式(垂れ流し式)に改造されている。
2等寝台車(開放式B寝台車)の車内の様子。JR西日本時代の面影を強く残すが、通路にはタイらしい写真が掲示されている箇所もある。
通路に花が添えられたBNT.P.123(元オハネ25 205)。
寝台の様子。座面はモケット張りからレザー張りに、カーテンは金色のものに更新されている。各ベッドにはマットレスが置かれ、寝心地が向上している。
読書灯はそのままで、点灯もする。各種日本語表記も存置されている。
寝台番号のプレートはタイ語・英語表記のものに交換されている。
デッキとの仕切り扉。日本語が残されている。
号車表記。タイ国鉄で製作されたものだが、タイ語・英語表記に加え、わざわざ日本語表記もあるのが心憎い。
トイレは洋式に交換され、水も流れる。タイの風習に合わせてトイレシャワーも設置された。
洗面台。蛇口は交換されている。
車内の酒類販売・飲酒禁止の掲示。タイ国鉄では2014年7月11日より駅・列車での酒の販売、飲酒が禁じられている。これは同月に発生した車内清掃委託会社職員による寝台列車内乗客強姦殺人事件を受けての措置。
フアランポーン駅のホームにも酒類を捨てる場所が用意されている。酒類の車内への持ち込みが発覚した場合は強制下車される場合もある。
連結面。貫通扉のテールマークは取り外されている。
連結器周りには緩衝器が取り付けられた。
1等個室寝台(元シングルDX)のBNO.P.101(オロネ25 302)の通路。
カードキーのリーダーは存置されているが、カードキーは現在は使われていない(個室の鍵は内側からのみかけられるようになっている)。そのため、部屋を離れる際でも部屋の外側から施錠することは出来ない(内側からは施錠できる)。
1等個室寝台の車内。JR西日本時代の「シングルDX」の面影をとどめているが、座面はモケット張りからレザー張りに、カーテンは赤色のものに更新されている。
室内の各種操作盤(スイッチ)。宿泊した個室のものは、目覚ましを除いてすべて機能していた。JRマークをマジックで復元しているところが微笑ましい。
操作盤にてベッドの枕元を電動で起こすことが出来る。
折り畳み式の洗面台。水もきちんと流れるよう整備されている。
個室の窓側から通路側を見る。左側のドアは通路に、右側のドアは隣の個室と繋がっている(両側の部屋から開錠した場合のみ開閉可能)。
個室間のドアを開いたところ。
「22時以降は大声で話さないでください」の注意書き。
1等個室寝台のトイレ兼シャワー室。シャワーはJR西日本時代のようにシャワーカード式ではなく、蛇口を回せば水が出る(お湯は出ない)。
13列車・14列車にはタイ国鉄発注のステンレス製客車(日立製作所製・大宇重工業製)が連結される場合もあった。14系・24系客車とこのステンレス製車両の連結比率は日によって大きく異なる(14系・24系客車と食堂車だけで構成される日もあれば、ほとんどがステンレス製客車で占められる日もあった)。
ステンレス製客車の内部。2等寝台車で、通路を挟んで両側が2段ベッドとなる。写真は座席仕様とした状態で、上段のベッドは格納されている。
編成中間に連結される食堂車。この車両のみ非冷房車である。
食堂車の車内。

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