桃園捷運車両紹介 1000型

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桃園捷運1000型は機場線(桃園機場捷運)の「普通車」(各駅停車)用の車両で、2011年〜2012年及び2015年に4M0Tの4両編成20本(80両)(第101編成〜第120編成)が導入された。うち、川崎重工で2011年及び2015年に4編成16両(第101編成、第118編成〜第120編成)、台湾車輛で2012年に16編成64両(第102編成〜第117編成)が製造された。2015年に製造された3編成(第118編成〜第120編成)は、将来の中レキ車站への路線延伸を見越した増備車両である。

車体は軽量ステンレス製で、車体外観は青色ベースのカラーリングとなっている(但し幕板部の帯は紫)。車内はオールロングシートで、大型荷物置き場(各車両2箇所ずつ)と車椅子スペース(各車両2台分)を備える。

車両寸法は長さ20,250mm(先頭車は20,780mm)×幅3,030mm×高さ3,763mm。最大加速度は3.96km/h/s、常用最大減速度は3.6km/h/s。設計最高速度は110km/h(営業最高速度は100km/h)。車両番号は4桁で、千の位が形式番号、百の位が号車番号、下2桁が編成番号である(第101編成であれば、環北← 1101-1201-1301-1401 →台北車站)。

DMC1-MC1-MC2-DMC2(Mc1-M1-M2-Mc2)から成る4両固定編成(※D=Driver、M=Motor、C=Commuterを意味する)。車両の制御方式はIGBT素子VVVFインバーター制御で、制御装置は三菱電機製。直流750V第三軌条集電方式で、台車に設置されている集電靴は下面接触式である。

「普通車」用の1000型。青色ベースのカラーリングは、「交通部高速鐵路工程局」の公式案内によると、台湾固有種であるルリチョウ(台湾紫嘯鶇)が空を飛ぶイメージ(ルリチョウの毛色は紫青色)に由来とのことだが、当初機場第二航廈〜中レキ車站 間を「桃園捷運藍線」として整備予定だったことの名残もあると思われる。幕板部には機場線のラインカラーである紫色の帯が入る。
前面には「交通部高速鐵路工程局」のシンボルマークと、機場線のシンボルマークが描かれている。

山鼻にて
林口駅に入線する1000型。
坑口にて
新荘副都心にて
泰山にて
泰山貴和にて
急曲線部に設置された防音壁の中を行く。

泰山貴和にて
地下から高架へと急勾配を上り、坑口駅に入線する1000型。
写真左奥に桃園国際空港内の飛行機が見える。
大園にて
興南にて
第101編成(1000型トップナンバー)に限り、前面非常扉の窓上に桃園捷運のロゴマークが描かれている。当編成は川崎重工製(その後2012年に製造された16編成(第102編成〜第117編成)は台湾の車両製造技術向上のため台湾車輛で製造された)。

大園にて
林口駅に入線する第101編成。
2015年製の第119編成。2015年に製造された3編成(第118編成〜第120編成)は、将来の中レキ車站への路線延伸を見越した増備車両である。従来編成からの大きな仕様変更はない。

三重にて
林口駅に入線する第119編成。
高鐡桃園駅付近を行く第119編成。

高鐡桃園〜領航にて
DMC1車。環北寄り先頭車のMc1車で、床下にVVVF制御装置を搭載する。
「普通車」用車両であることを明示するため、各車両の腰板部の帯には「Commuter 普通車」の文字が入る。

写真は1101号車
MC1車。M1車で、床下にSIV・CP(コンプレッサー)・BT(バッテリー)を搭載する。

写真は1201号車
MC2車。M2車で、床下にSIV・CP・BTを搭載する。

写真は1301号車
DMC2車。台北車站寄り先頭車のMc2車で、床下にVVVF制御装置を搭載する。

写真は1401号車
前面の行先表示器は3色LEDで、列車種別(「普通車」)及び行先を交互表示する。
「環北」行き表示。
「台北車站」行き表示。
側面の行先表示器。3色LEDで、列車種別・行先と途中停車駅(横スライド表示)を交互表示する。
車内の様子。全車両ともオールロングシートで、座席はFRP製。天井には防犯カメラが各車両2箇所ずつ設置されている。
飛行機利用客を考慮して、各車両には大型荷物置き場が2箇所ずつ設置されている。
大型荷物置き場には荷物転落防止用のベルトがあり、荷物を出し入れする際はベルトを手動で外す。
各扉間の座席のうち2席分は優先席(博愛座)となっており、座席も濃い紫色で着色されている。
優先席(博愛座)のステッカー。
各扉の鴨居部にはLED式案内表示器が設置され、次の駅やドアの開く方向、乗換案内等を表示する。案内表示器の両脇にはドアランプを配置している。
ドアの脇にはLCD式案内表示器が設置され、次駅や行先、各駅までの所要時間、広告などが表示される。
列車の速度、終着駅・次駅の到着予定時間も表示される。
路線図。
川崎重工の製造銘板と車両番号銘板。川崎重工が製造した第101編成、第118編成〜第120編成で見ることが出来る。

写真は101編成。
川崎重工・台湾車輌の連名の製造銘板と車両番号銘板。台湾車輛が製造した第102編成〜第117編成で見ることが出来る。

写真は112編成。
貫通路。
乗務員室仕切り。窓はない。
乗務員室仕切り付近に設置されているAED(自動体外式除細動器)。
川崎重工兵庫工場で製造中の頃の1000型。同じく台湾向けの台湾高鐡700T型とも並ぶ。

以下、2015年8月撮影(公道より撮影)
工場内に留置されている第118編成。奥には台湾高鐡700T型の中間車やJR西日本227系の姿も見える。
工場内で並ぶ第118編成(左)と第119編成(右)。
川崎重工兵庫工場内の構内入換は、連結器が設置されたフォークリフトでも行っている模様。
船積み準備のため編成が解かれた第118編成1418号車。台車の集電靴が撤去され、クレーン吊り上げのための黄色い冶具が床下に設置されている。
1418号車の車両番号銘板。
新荘副都心に入線してくる普通車に乗車し、隣の泰山駅前で移動する際の車内の様子。機場第三航廈駅が開業するまで、当駅間が桃園捷運機場線で最も駅間が短い区間である(0.9km)。

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1駅間の車内の様子。当区間は地上から非常に高い位置を走る。また、カーブが連続しており、市街地は防音壁で覆われている。

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1駅間の車内の様子。坑口駅到着前に車窓から蘆竹機廠が見える。

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2駅間の車窓・車内の様子。桃園体育園区発車後には台湾高鐡の軌道を車窓から見ることが出来る。普通車用2000型の第1編成にて撮影。

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大きくカーブを描いて大園駅に入線する環北行きの列車。

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夜の大園駅に到着する、台北車站行きの普通車。前面行先表示は「普通車」・「台北車站」の交互表示。

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夕暮れの大園駅を発車する、環北行きの普通車。

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早朝の横山駅に入線する、台北車站行き普通車。

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横山駅を発車する、台北車站行き普通車。全ての地上駅には可動式ホーム柵(APG)が設置されている。

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興南駅に入線する、環北行きの列車。

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