台鐵×JR四国 車両デザイン相互交換

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台鐵(台湾鐵路管理局)とJR四国(四国旅客鉄道)は友好鉄道協定締結1周年を記念して、2017年〜2018年にかけて互いに相手の鉄道車両のデザインを纏ったラッピング車両を運行している。

JR四国では2017年3月30日から2018年2月27日まで8000系3両1編成(S6編成)に台鐵EMU800型のデザインのラッピングを施して運行し、主に特急「いしづち」として松山〜高松 間の運用に就いた(多客期には特急「しおかぜ」として松山〜岡山 間でも運行された)。

また、台鐵では2017年6月2日から2018年5月21日までEMU800型8両1編成(第15編成;EMU829-830編成)にJR四国8000系のデザインのラッピングを施して運行し、主に区間車として基隆〜嘉義 間及び蘇澳〜樹林 間の運用に就いた。

当イベントと併せて、2017年3月30日から同年10月13日まで、両者間でのスタンプラリーも実施された。

台鐵と日本の鉄道事業者での車両デザイン相互交換は、京急電鉄(2016年〜2017年)・東武鉄道(同左)に次いで3例目である。

2017年6月2日、JR四国8000系デザインのラッピングが施されたEMU800型(EMU829-830編成)の一番列車である区間車2173次(基隆9:58発の斗六行き)が基隆駅で発車を待つ。
ラッピングのベースカラーは実車のシルバー(ステンレス地)ではなく白となっている(シルバーの全面ラッピングは高価であるためと思われる)。
基隆駅で発車待ちのEMU800型3本(一番右がJR四国8000系デザインラッピングの一番列車)。
松山駅ではJR四国8000系デザインラッピングの一番列車の簡易的な記念式典(出発式)も、所定の停車時間内に行われた。
なお、台鐵の松山駅とJR四国の松山駅は2013年10月13日より友好駅協定を締結している。
大雨の新竹駅に入線する、JR四国8000系デザインラッピングの一番列車。
一番列車は斗六行きの予定であったが、車両側のATPの故障により急遽、新竹駅で運転打ち切りとなってしまった(新竹駅から先はEMU700型で代走された)。従って、運行開始初日は1片道のみ(さらに本来の運行区間よりも短縮)の運転となった。

新竹にて
新竹駅の南側の引込線にて折り返す回送(入庫)列車。
2016年に増備されたEMU883-884編成と並ぶ。
新竹機務段に入庫。ATP修理のため、この日は再出庫することはなかった。
各車両の側面には、友好鉄道協定締結1周年の記念ステッカーが貼付されている。
ATP修理が完了し、翌日より無事営業復帰。台中線(山線)を行く。

新烏日〜成功にて
JR四国8000系に倣ったドア周りのカラーリングが目を引く。

苗栗〜豊富(高鐡苗栗)にて
基隆寄り先頭車のED830は8000系の半室グリーン車の先頭車(8000形)をイメージしたラッピングで、前面の曲線の帯と先頭寄りドア周りが赤、後部のドア周りがオレンジ(指定席車)の配色である。

三坑にて
高雄・潮州寄り先頭車のED829は指定席先頭車(8500形)をイメージしたラッピングで、前面の曲線帯とドア周りはオレンジ色である。

汐止にて
豪雨の中レキ駅に到着する。
ED829(Tc車・1号車)の外観。
1号車及び6、7号車はJR四国8000系の指定席車をイメージしたラッピングである。
EMA829(M1車・2号車)
2〜5号車はJR四国8000系の自由席車をイメージしたラッピングである。
EP829(T車・3号車)。
EMB829(M2車・4号車)
EMB830(M2車・5号車)
EP830(T車・6号車)
EMA830(M1車・7号車)
ED830(Tc車・8号車)
2017年3月30日から2018年2月27日までEMU800型デザインのラッピングが施されて運用に就いた8000系S6編成。主に特急「いしづち」として松山〜高松 間で運行された。L1編成と連結し、予讃線の風光明媚な区間を行く。

詫間〜海岸寺にて
予讃線を快走する、8000系S6編成+L1編成。台湾と同様にラッピングのベースカラーは実車のシルバーではなく白。流線型の先頭形状はEMU800型にも通じており、似合っている。

多度津〜讃岐塩屋
アンパンマン列車(S3編成+L3編成)(右)と離合する、S6編成+L1編成(左)。

伊予三島にて
宇多津の街をバックに、高松へと向かうS6編成。

宇多津〜坂出にて
宇多津〜高松 間を単独(3両編成)で走行するS6編成。

上写真:鴨川〜讃岐府中にて
下写真:端岡〜鬼無にて
貫通型先頭車(8206)。先頭形状は平面的だが、デザインはEMU800型に合わせている。

上写真:国分〜讃岐府中にて
下写真:讃岐府中〜鴨川にて
高松駅に入線する回送列車。
高松駅に停車中。
宇多津駅に入線。
宇多津駅にて、特急「しおかぜ」を前に5両連結。
宇多津駅に停車中。連結作業が完了し、5両+3両の8両編成となった。
夜の宇多津駅に入線するS6編成+L1編成。前3両が特急「いしづち」で高松行き。後ろ5両が特急「しおかぜ」で岡山行き。当駅で切り離す。
8506(Tc1車・8号車)
8311(T車・7号車)
8206(Mc車・6号車)
両先頭車の乗務員室の窓下に貼付された、友好鉄道協定締結1周年の記念ステッカー。EMU800型EMU829-830編成に貼付されていたものと全く同じデザインである。
8506のデッキに設置されたスタンプ台。台湾からの来訪者向けのスタンプで、このスタンプを押してJR四国の松山駅に行くと「アンパンマン列車特製クリアファイル」を贈呈していた。
スタンプの柄。
JR四国8000系S6編成のラッピングデザインの元となっているEMU800型。

八堵にて
台鐵EMU800型EMU829-830編成のラッピングデザインの元となっているJR四国8000系。

宇多津にて
JR四国8000系デザインのラッピングが施されたEMU800型(EMU829-830編成)の一番列車(2017年6月2日)。松山駅では簡易的な記念式典(出発式)が所定の停車時間内に行われた。

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JR四国8000系デザインのラッピングが施されたEMU800型(EMU829-830編成)の一番列車(2017年6月2日)。ATP故障により、本来は斗六行きであったが、新竹駅で運転打ち切りとなった。

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台中線(山線)を行く、営業運転2日目のJR四国8000系ラッピングのEMU800型(EMU829-830編成)。

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高鐡苗栗駅から眺めた、JR四国8000系ラッピングのEMU800型(EMU829-830編成)。

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雨の三坑駅に入線する、基隆行きのEMU800型(EMU829-830編成)。

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雨の中レキ駅を発車する、斗南行きのEMU800型(EMU829-830編成)。

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予讃線の風光明媚な区間を行く、JR四国8000系S6編成+L1編成。

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宇多津〜高松間を単独編成(3両編成)で走行する、特急「いしづち」高松行きのJR四国8000系S6編成。

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始発駅の高松駅を発車する、特急「いしづち」松山行きのJR四国8000系S6編成。

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「瀬戸の花嫁」の接近メロディーが流れる中、宇多津駅に入線するJR四国8000系S6編成+L1編成。

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