彰化機務段

彰化駅の北側にある彰化機務段(彰化機関区)は、台湾で唯一扇形庫(扇形機関庫)を有する車両基地である。扇形庫は日本統治時代の1922年に建設されたもので、2003年に彰化県の県定古蹟に指定。現在も現役で使用されている。扇形庫には現役のディーゼル機関車や電気機関車のほか、蒸気機関車のCK100型CK101号機(静態保存)、CK120型CK124号機(動態保存)、DT650型DT668号機(静態保存)や電気機関車のE100型E101号機(動態保存)等が留置されていることもある。
また、彰化機務段は現在台鐵で唯一、一般開放している機関区である。見学の際は正門で氏名と住所を書けばよい。

休業日:土曜日・日曜日
開館時間:8:00〜16:00

彰化機務段の正門。入ってすぐ左側にある警備小屋で見学者は記名する(外国人は身分証明書必携)。事前予約不要。
扇形庫と転車台。扇形庫は12線分ある。1922年に建設され、台湾に現存する唯一の扇形庫となっている。
扇形庫には現役の機関車のほかに保存目的の機関車も留置されている。写真のDT650型DT668号機は1941年川崎車輌製。静態保存車である。
DT650型は日本のD51形蒸気機関車と同型機で、日本統治時代の1939年〜1944年に32両(DT651〜682)、1951年に国連の援助で5両(DT683〜687)が導入された。
CK100型CK101号機。1917年1918年汽車製造製。1978年に引退後、1998年に動態保存車として復活したが現在は静態保存されている。
CK100型は1917年と1919年に各4両ずつ製造された、台湾向け機関車。日本統治時代はE400形(後にC44形)を名乗っていた。
中央の転車台。
転車台の操作室。
転車台に乗って入換を行う、R50型電気式ディーゼル機関車R60号機。
彰化機務段は2005年に一般開放され、扇形庫を一望できる展望台も整備された。
展望台から眺めた扇形庫。
転車台を中心に円弧状に広がる線路。
65トンの蒸気式操重車。1950年日立製作所製。静態保存されている。
扇形庫の横の留置線に停まっているR20型電気式ディーゼル機関車。
扇形庫の南側の留置線も見学可能となっている。
大型クレーン車。中国の山海関橋梁廠(現 中鉄山海集団)製で2002年10月製造。
尾灯を交換するために梯子が設置されたE300型電気機関車E311号機。
彰化機務段に留置されているE300型E330号機と、本線(山線)を走行中のEMU300型とEMU500型(左奥)。

台湾の鉄道トピックスへ戻る