高雄捷運 紅線

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高雄捷運紅線は小港(シャオガン)〜南岡山(ナンガンシャン)間24駅8.3kmを結ぶ路線である。うち、世運(シーユン)〜橋頭火車站 間は地上区間である。全区間複線(右側通行)で、第三軌条方式による直流750V電化。軌間は1,435mm(標準軌)。ワンマン・ATO運転を実施している。車両基地は北機廠と南機廠の2箇所。2008年3月9日に小港〜橋頭火車站(チャオトウフォーツァーザン)間、2008年9月14日に美麗島(メイリーダオ)駅、2012年12月23日に橋頭火車站〜南岡山 間が開通した。

列車は3両編成で運転される。但し、ホームは高雄車站(カオションツァーザン)駅を除いて6両分の有効長がある、また、すべての地下駅にはプラットホームスクリーンドア(PSD)が完備している。高雄車站は台鐵高雄駅の地下化工事が完了するまで、台鐵の線路の南側に設けられた仮駅で営業を行っている。

(路線図:管理人制作)

地上区間を走る紅線の列車。

油廠国小〜世運にて
世運駅を発車した、橋頭火車站行きの列車。世運駅は起点側(小港駅)から見て最初の地上駅であるため、高雄捷運のシンボルとなるように最も力を入れてデザインした駅である。駅舎は純白な帆とマストを表現したもので、港都市・高雄をイメージしている。

油廠国小にて
高架区間の一部は軌道の両脇に遮音板が設置されている。
橋頭火車站北側に架かる鉄橋を渡る紅線の列車と、その下を行く台鐵の自強号。橋頭糖廠駅の南側から南岡山駅までは台鐵縦貫線(西部幹線)の線路と並行している。

南岡山〜橋頭火車站にて
2012年12月23日より運行開始した南岡山行き。
高雄捷運紅線の車内の様子。
すべての地下駅にはプラットホームスクリーンドア(PSD)が設置されている。6両分設置済みで、開かない扉には注意書きが貼られている。
三多商圏駅のホーム。高雄捷運の地下駅で唯一、ホームとコンコースが吹き抜けの構造となっている。
中央公園駅の1番出口。中央公園に直接つながっており、大きな屋根が特徴。
中央公園駅の1番出口をコンコース階(地下1階)から見たところ。中央を水が流れ、その両脇にエスカレーターが左右2機ずつ設置されている。両端の階段の脇には、ひまわりの造花がいくつも植えられたユニークなデザインとなっている。
高雄車站(仮駅)の様子。同駅は台鐵高雄駅が地下化するまで仮駅で営業している。コンコースは地下3階、ホームは地下4階に位置する。ホームは3両分の有効長しかないが、つくりは本駅としても遜色ないものとなっている。エスカレーター・エレベーターも他駅と同様に完備。
高雄車站(仮駅)の北側(橋頭火車站寄り)の様子。現在は仮線が本駅の建設予定地を避けて、東西に急曲線で大きく膨らんでいる。本駅開通後は線路は直線となる予定。本駅は2016年に完成する予定となっている。

現在の高雄車站(仮駅)と本駅の配置図・配線図は右の図をご参照ください。
橘線との接続駅である美麗島駅。同駅は橘線が開通する2008年9月14日まで通過扱いとなっていた。
世運駅のホーム。天井は非常に高く、開放的なつくりとなっている。2面2線の相対式ホームで、両ホームを結ぶガラス張りの跨線橋が架けられている。
天井がライトアップした、夜の世運駅。地上駅はホームドアが省略されている代わりに、転落検知センサーが設置されている。
世運駅を発車する南岡山行きの列車。
橋頭火車站駅のホーム。1面1線の島式ホームで、地上3階に位置する。2階がコンコースで1階が台鐵のホームとなっている(台鐵のホームは、紅線の線路の西側に並行して設けられている)。
北側の終点の橋頭火車站駅。台鐵との共同駅舎となっているが、改札は分離されている。なお、台鐵が紅線開通前まで使用していた駅舎は元の位置に保存されている。
北機廠の横を通過し、終点の南岡山駅へと向かう列車。南岡山駅は北機廠の一角にある。
北機廠に停泊している車両。
南岡山駅の外観(1号出口)。紅線唯一の橋上駅舎で、ホームは地平にある(1面2線)。
2駅間の車内の様子。高架軌道で眺めは良好。台鐵縦貫線の線路と並行している。車内自動放送は、北京語(國語)、台湾語、客家語、英語の順で、4言語で放送される。

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1駅間の車内の様子。左営駅到着時には、北京語(國語)、台湾語、客家語、英語に次いで、日本語の自動放送が流れる。

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2駅間の車内の様子。美麗島及び高雄車站到着時に、北京語(國語)、台湾語、客家語、英語に次いで、日本語の自動放送が流れる。

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2駅間の車内の様子。高雄車站及び美麗島到着時に、北京語(國語)、台湾語、客家語、英語に次いで、日本語の自動放送が流れる。

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高架駅の世運駅に入線する列車を上から眺める。

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左営駅を発車する、南岡山行きの列車。高雄捷運は駅ごとに異なる発車メロディーを使用している。

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開通直後の頃に撮影。接近チャイムが現在とは異なる。

高雄捷運電車走行音(小港→高雄国際機場)IGBT-VVVF制御で、制御装置はシーメンス製。
Mc-T-Mc(2M1T)の3両編成。
扉開閉時にはドアチャイムが鳴る。
高雄捷運電車走行音(前鎮高中→草衙)
高雄捷運電車走行音(草衙→前鎮高中)
列車接近メロディー(凹子底にて)橘線開通と同時にメロディー化された。上下線ともに同じメロディーである。
列車発車メロディー(美麗島にて)橘線開通と同時にメロディー化された。上下線ともに同じメロディーである。
列車接近チャイム(凹子底にて)独自のチャイムのものを使用していた。チャイムの後に音声による案内等はない。橘線開通時にメロディー化され、現存しない。
列車発車サイン音(凹子底にて)橘線開通時にメロディー化され、現存しない。音はホームのスピーカーから鳴る。また、ホームドア設置駅では車両側のドアチャイムに加えてホームドアからもドアチャイムが鳴る。

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