元 JR東日本203系形式写真

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※以下はすべて2013年10月時点の編成である(現在とは異なる)。

■第1編成(EMU 01)
全車両の扉の窓が鉄板で塞がれているのが特徴である。また、先頭のクハ203-107のみ100番台で、残りは0番台車の混結編成である。

クハ203-107(01A)。車内には200kVAの発電機を搭載する。車両の重量バランスを考慮して、乗務員室と反対側の車端部に発電機を搭載しているが、客室が分離されてしまい、隣の車両と通り抜けができない。第2編成以降は乗客の利便性を優先し、クハの乗務員室寄りに発電機を搭載している。
モハ203-11(01B)。主制御器とパンタグラフを搭載するが、客車として使用している現状ではいずれも用をなしていない。
モハ202-7(01C)。MGとCPを搭載する。床下のMG(電動発電機)は使用しておらず、先頭車の発電機より1両あたり直接20KVAが供給されている。
サハ203-9(01D)。第1編成の最後尾となる車両である。中央の2ヶ所のドアの下にはステップが設置されている。また、台車のボルスタ(枕梁)にも2段のステップが溶接されている。
■第3編成(EMU 03)
先頭のクハ203-5のみドア窓が鉄板で塞がれており、残りの車両はガラスのままである。

クハ203-5(03A)。発電機は乗務員室寄りに設置。中央の2ヶ所のドアの下にはステップが設置されている。発電機設置個所の屋根上には外気取込口が確認できる。同車はJR東日本で最後まで営業に就いた203系であるマト55の取手寄り先頭車。
モハ203-9A(03B)。フィリピン国鉄譲渡後に車両番号が変更された車両である(モハ203-9→モハ203-9A)。
モハ202-9(03C)。JR東日本時代のMM'ユニット(モハ203-9A+モハ202-9)の組み合わせのままで編成を組んでいる(大半は編成の組み換えによってMM'ユニットの相手車両がJR東日本時代と異なっている)。
サハ203-10(03D)。第3編成の最後尾車両である。
■第4編成(EMU 04)
1両目と3両目のドア窓はガラスのまま、2両目・4両目のドア窓は閉塞と、1両おきに仕様が異なる(過去の編成組み換えの結果によるもの)。

クハ203-4(04A)。発電機は乗務員室寄りに設置。発電機設置個所の直上のベンチレータが1個撤去され、代わりに外気取込口が設置されている。
モハ203-13(04B)。屋根上のパンタグラフが撤去されているのが大きな特徴で、外観は一見、モハ202のようである。
モハ202-10(04C)。
モハ203-14。第4編成の最後尾車両。MM'ユニットを組んでいないが、床下機器は使用していない為、特に問題はないようである。
■第6編成(EMU 06)
全車両共にドア窓はガラスのままである。

クハ202-3(06A)。ドア間の窓にはJR東日本時代の女性専用車ステッカーがそのまま残存している。
モハ202-15(06B)。隣接するモハ203-15とは、JR東日本時代のMM'ユニットの組み合わせのままである。
モハ203-15(06C)。
サハ203-7(06D)。第6編成の最後尾車両。妻面の貫通扉上には編成番号が書かれ、投石対策で貫通扉の窓は鉄板で塞がれている。

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